テスラがガソリン丸呑みのアメ車となんら変わらなかったとは!!

電気自動車

世はESGやらSDGsやらがブームであり、CO2削減が地球環境に良いことだということで電気自動車(EV)の推進が叫ばれていることはご承知のとおりです。

そしてEVといえばテスラが最も有名企業ということになるのでしょう。EVを年間50万台生産し、世界でナンバーワンです。

当然、テスラのEVは環境にやさしいと考えるのですが、実態はそうでもないのですから世の中不思議なのです。






テスラの車重にびっくりクリクリ


環境に優しいクルマの条件として、車重が軽いということは重要です。

車体が軽ければ必要なエネルギーは少なくて済む。それはガソリン車だろうが電気自動車だろうが変わらない。小学生でもわかることです。

また車体が重ければ道路に負担をかけるため、道路が傷みやすくなります。轍ができやすくなるし、橋も傷みやすくなる。

さぞかしテスラのクルマは軽量なのかと思って調べてみると売れ筋のテスラ3の車重はなんと約1800キロ!

ちょっとしたコンパクトカーの2倍近く重いのだからびっくりしたのです。なぜそんなに重いのかといえば、バッテリーが重たいからです。

恐ろしいまでの加速性能だが・・・


EVの弱点は航続距離にあるわけですが、テスラ3の航続距離は600キロ以上となっており、内燃エンジン車とそん色ないレベルにまで向上してきています。

その航続距離を支えるのが大型のリチウムイオン電池です。

しかし、大型化すれば重くなるというジレンマを抱えており、このジレンマは早々には解決できないものと推測します。

また、驚くのはその加速性能です。

モーターで動くEVは加速が得意。内燃エンジン車を上回る加速力を誇りますが、テスラのそれは過剰ともいえるスペックです。

0-100キロまで加速するのに、なんと3.3秒しかかからない。しかし、その加速力は大電力の消費をともなうものです。

ちなみにトヨタの売れ筋スポーツカー、GR86の0-100キロは6.3秒。有名なプリウスは約10秒といったところであり、テスラ車がいかに抜群かつ不必要な加速力を兼ね備えているかがわかります。

いったん燃え出したら止まらない


そもそもリチウムイオン電池の製造は地球環境に優しくない。アフリカのコンゴの子どもたちはその被害にあっています。

(参考記事)電気自動車の闇。アフリカ、コンゴの子どもたち

そのうえ、問題なのはバッテリーによる火災のリスクです。

ガソリン車も当然火災リスクがあるわけですが、EVと内燃エンジン車の決定的な違いは消火ができるかできないか。

EVに搭載された電池が火災を起こすと消火活動は事実上できないといって差し支えないレベルです。とにかく燃え終わるまで待つほかないといった具合なのです。

消火するとなればトンデモない規模の消火活動が必要となります。

オーストラリアで発生した火災事故の報道では30台以上の消防車両、約150人の消防士が消火作業にあたって、鎮火までに要した時間は約4時間半となっています。

そもそも1台の火災に消防社30台も出せるかって話です。

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EV覇権を狙う国


EVは製造から廃棄までトータルに考えればとても環境に優しいとは言いがたい。

しかし、走行中のCO2排出は確かにゼロであり、テスラを始め、EVを普及させたい人たちはそれをうまいこと利用しました。

EVが普及して儲かる国の代表は中国です。

車載用リチウム電池の中国シェアは世界の50%以上となっており、圧倒的です。

複雑な内燃エンジンでは日本に敵わないところ、ゲームのルールが変わりEVシフトすれば下剋上が可能となり、自動車産業において世界のトップに立てる。これが中国の狙いであることは明らかです。

最後に


いったい20年後に自動車産業の勢力図がどうなっているのか。

まったく予想がつきませんが、少なくとも今とは全く異なる状況になっていることだけは確かだといえます。

日本がそのときも自動車大国であることを願います。

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