ウクライナ情勢を見守る中国。軍事力は日米を凌駕しチャンスを窺う

戦闘機

ロシアのウクライナ侵略はロシアの思惑通りには進んでいない。計画がずさんだったのか、ロシア軍は張り子の虎みたいなもので案外ポンコツだったのか、ウクライナ軍が強いのか、私にはわかりません。

ところでこのウクライナ情勢を誰よりも目を凝らして見ていると思われるのが中国共産党です。

中国はすさまじい勢いで軍拡を進めており、その目的は台湾の奪取にあることは誰しも知っていることです。そして、既にアジア地域の覇権はアメリカから中国へと移りつつある。

アジア地域における中国と西側民主主義国との軍事力を比較してみます。






アジア地域の海軍力


アジアで中国と直接戦闘状態に入る可能性のある国は、台湾、アメリカ、日本、韓国(←中国寄りで危ないが)です。

2021年の防衛白書によれば中国海軍の艦艇の総トン数は212万トンとなっています。

これに対し、上記4か国の合計は137.5万トンであり、中国の約6割にすぎません。中国の海軍力はここ5年間で4割増と急増しており、最新鋭艦が多いことになりますから戦闘力も高いと考えられます。

ちなみに4か国の内訳は、アメリカ第7艦隊40万トン、日本51万トン、台湾20.5万トン、韓国26万トンです。

単純に船の排水量で戦力比較はできませんが、現状では性能面を考慮するとほぼ互角だというのが大方の見方です。

しかし、軍事予算の増加ペースを考えれば今後、中国優位に傾いていくのは間違いない。太平洋の制海権は中国海軍に握られる可能性が高くなっています。

空軍力も逆転


一方、空軍力はどうでしょうか。

戦闘機、爆撃機、哨戒機を中国は2900機保有しています。

対して、日米韓台は合計しても1590機と約半分程度しかありません。

中国空軍の飛行機は旧式ばかりで役立たずでは?などと考えるのは時代遅れです。北朝鮮とはまったく異なる。

第4世代以降の最新鋭戦闘機が1100機を超えており、日米韓台の2倍以上にまで戦力を拡大しています。

中国の軍拡を支えているのは伸び続ける軍事予算です。

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(出所:防衛省)

中国、ロシアの伸びが著しい。そして起きたのがウクライナ侵略というわけです。

軍事力は均衡が保たれないと相手につけ入る隙を与えることがまざまざと示されました。

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ミサイルは比較することさえできず


もっと差があるのがミサイルです。

ペンタゴンの調査によれば射程500キロから5500キロの地上配備型ミサイルを中国は1250発以上保有しているのに対し、アメリカはゼロです。

アメリカは旧ソ連と中距離核戦力廃棄条約を締結したためです。アメリカは2019年に条約を破棄し、アジア地域での地上配備型ミサイルの設置を検討しているところなのです。

最後に


上記のようにアジア地域での軍事力は数の面だけ見れば中国が圧倒的な力を持っており、民主主義陣営を凌駕しているといえます。

淡い期待として、中国軍兵士の士気が低く、兵器もポンコツであってほしい。

しかし、中国が世界の工場となっている今、兵器だけが時代遅れであるとはとても思えないのであります。



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