米中貿易摩擦で新興国通貨売られる(2018年7月)

米中貿易摩擦で新興国の通貨安が徐々に広がっています。
通貨安の要因
要因は米中貿易摩擦によるリスク回避と米利上げといったところです。
米中貿易摩擦が激化すれば、世界経済は不安定化します。そして、その影響をもっとも受けるのは経済基盤がぜい弱な新興国なのです。
さらに米ドル金利が上がっているのですから、新興国から逃げたい投資資金は喜び勇んで売りに走り、米ドルを買うという構図なのです。
とりわけトルコリラやブラジルレアルなど経常赤字でインフレ率の高い国の通貨が大きく売り込まれています。
今後の動静
米中貿易摩擦が落ち着き、米利上げの一服感が出るまでは、新興国通貨は弱含みの状態が続きそうです。
しかし、当分の間そのような状況にはなりそうもありません。
とはいえ新興国債券の高い金利水準は魅力的ではありますから、今年後半から逆張りで少しずつ買っていけば、いつか報われるときがやってきそうです。きてほしい。くるに違いない。きっとくる・・・。
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