親ガチャ、親リッチという不公平の是正が必要不可欠

札

親ガチャなどという言葉が一般的になってしまいました。

いくら努力しようにも、親がリッチでなければ競争のスタートラインにも立つことができない。金が金を生むように、金で学歴を買うかのようです。

塾の授業料は高くて、貧しい世帯ではなかなか負担ができない。

人間やる気が一番とはいえ、スタートラインが違うのですから不公平なのは間違いない。

虐待の連鎖が続くように、富の集中の連鎖が続き、それが学歴格差をも生み出しています。






情けない親のスネかじり


若くても、身分不相応な高級車に乗っていたり、都内一等地の高級マンションに住んでいる人がかなりの数いるといいます。

自分で努力した成り上がりや叩き上げのIT長者などではありません。単に親が超富裕層であり、そのおこぼれをもらって超リッチな生活を送っているのです。

こんな人間にまともな人は少ないと思われますが、悪い奴ほどよく眠るとか、憎まれっ子世に憚るといわれるとおり、嫌な奴ほど金持ちになりがちなのが悲しい世の中の現実です。

野村総研ではこのような親からの支援で裕福な暮らしをしている20代から50代の人を「親リッチ」と呼んでいるそうです。

富裕層、2013年からの株高で増える


日本で5億円以上の金融資産を保有する超富裕層世帯は2017年で8.4万世帯で2011年よりも1.7倍に増えました。

1億円以上5億円未満の富裕層は2017年は118.3万世帯となっており、2011年よりも1.6倍に増えています。

これら超富裕層、富裕層の59歳までの人口比率は6%程度とみられ、16人に1人は親リッチだといえます。

富と学力の関連性


こうした超富裕層、富裕層は教育に熱心です。

総務省のデータを見ても、所得が増えるのと比例して教育への支出が増えています。これが学歴格差を生み出し、親ガチャにより所属する階層が決まってしまうというのが現代の姿です。

これは日本だけの姿ではありません。国際的にも親の地位が高いほど学力が高いといえます。あるいは学力が高いから地位が高くなるのかもしれません。

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(出所:社会実情データ図録)

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親ガチャという悲劇の打開策


このような現実を打破する方法はいくつか考えれます。

まずデフレからの脱却です。今はインフレが懸念されていますが、いわゆるコストプッシュ型インフレであり、悪性のインフレが危惧されるところです。

本来であれば、需要が拡大していく中でのディマンドプル型インフレが望ましい。

適度なインフレ傾向は格差是正の要因となります。

また、格差を是正するための税制が必要となります。所得税の累進課税強化と弱者に不利となる消費税の減税が必要です。

最後に


親のせいにするな!と古い世代の人は言うのでしょうか、高度成長時代とデフレ時代とは環境がまったく異なるといえます。

根性論で乗り越えられるものではありません。幅広い財政政策の拡大により、本格的なデフレ脱却が望まれます。

しかし、えてして大手メディアを疑いもなく信じる幼稚な人は財政政策をバラマキなどと批判する。

それは無知なゆえに自分で自分の首を絞めているか、自分が恵まれているために他人などどうでもいいと思っているかのどちらかなのです。

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