個人が買い、海外投資家が売った。2021年度の株式市場

チャート

2021年度、株価は一進一退を続け、特に後半戦は厳しい環境に置かれました。

そんな中でも個人投資家の買い意欲は旺盛でした。

しかし、それでも株価は上がりませんでした。いったい誰が買って誰が売っていたのでしょうか。






2021年度、株式の主な買い手は?


2021年度の株式市場における買い手の主役は個人投資家だったといえます。

1兆円以上買い越しており、これは年度ベースで過去最高というのですから驚きです。バブル期をゆうにしのぐ買い越し額となっているのです。

これには主に2つの要因があると考えられます。

逆張り投資家向けの相場


まずは個人投資家は逆張りが大好きだということです。

日経平均3万円まであれよあれよという間に上昇して買いそびれた人も多いはず。そして3万円台の大台から再び2万5千円程度にまで下がったのですから、バスに乗り遅れた人が買いに走ったと考えられます。

個人投資家と逆張りの関係は以下の記事を参考にしてください。

(参考記事)個人投資家は逆張りがお好き。でも気を付けて!

株式市場にニューフェイス続々と


2つめの要因としては、幅広く個人に積立型の投資が広がっていることです。バブル崩壊を体感していない若年層は比較的リスク資産への投資に抵抗がない。

具体的にはイデコやつみたてNISAといった投資手法です。

積立型ですから相場が悪いときでも確実に買付資金が一定程度確保される。当然株式の需給関係にとっては良い影響を与えることになります。

積立型投資が株式市場に与える影響については以下の記事が参考になると思います。

(参考記事)個人投資家の投資行動に変化。これから株の深押しはなくなるかも

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その他投資家の動向


では2021年度、個人投資家以外の投資家の売買動向はどうだったのでしょうか。

目立つのは海外投資家の動きです。

個人投資家が大幅買い越しをしている中、海外投資家はそれ以上に売り越しています。海外投資家は個人と真逆の投資行動をとる順張り投資家といえそうです。

その他で目立つのは企業による自社株買いです。

株価が下落し、設備投資を抑制した企業の余剰資金は自社株買いへと向かいました。

ほかにも買い越しているのは年金基金です。

年金基金などは資産の比率を一定に保つ必要があり、株価が下がれば株式の比率が下がる。そのため、比率を上げるために買いを入れてくるというわけです。

最後に


個人投資家の買いが増えたといっても、もはや日本の株式市場の主役は海外投資家となってしまいました。

よって、株価のトレンドを決めるのは海外の投資家です。

しかし、海外投資家が猛烈に売り浴びせても、日本の投資家のすそ野も広がっていますから一方的に株価が奈落の底へ落ちるという環境ではなくなってきました。

日本の株式市場の底値は着実に切り上がってきているものと考えられます。

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