ウクライナ戦争で得をしたのは中国・イスラエル。損をしたのは・・・

戦車

日本のメディアは西側諸国の受け売り(とりわけアメリカ)であり、独自情報はほとんどないのが実際のところです。

そして、今も昔と変わらず情報戦というプロパガンダ戦争はなくならない。

今、世界はロシア=悪の構図一色に染まったかのように思えるのは単に日本が西側諸国だからでしょう。

しかし、こうなったのは実はアメリカが裏で糸を引いていた可能性が高いという裏の側面があるのは否めないのです。






ロシア弱体化


ソ連崩壊後、アメリカはロシアを自由経済化させて一儲けを企んだことは周知の事実です。

とりわけ儲けたのはイスラエルとの二重国籍を持つユダヤ系のロシア人でした。そのため、ウクライナ戦争においてイスラエルはロシア制裁に動いていない。

お金の行き来も自由なため、ロシアが天然ガスで儲けたお金はイスラエルに送られる。そしてイスラエルを経由して世界へ飛び立っていくというわけです。

金融制裁といっても所詮抜け穴だらかというのが実態です。

ソ連崩壊後のロシアの名目GDPの停滞は日本と重なります。アメリカは日本弱体化とともに、ロシア弱体化政策をとったのです。

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(出所:世界経済のネタ帳)

一方でアメリカは順調に経済規模を成長させました。それ以上に発展したのが中国です。

衰退するロシア


ロシア衰退政策は完全に成功しました。

ロシアは弱体化し、社会は荒廃して平均寿命も短命化したのでした。

ロシア人の平均寿命の短さに日本人は驚くはずです。

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(出所:社会実情データ図録)

自殺が多いのではないかと調べてみました。

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(出所:社会実情データ図録)

自殺は確かに多い。比較的自殺が多い日本をさらに上回ります。しかし、平均寿命をここまで下げるほどでもありません。

個人的推測として、ロシア人の寿命が短いのはその飲酒量の多さに起因するのではないかと考えます。

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(出所:社会実情データ図録)

その根拠として、ロシアでは男女の寿命の差が著しい。異常なほど男性は短命なのです。ロシアといえばウォッカ。強い酒は人の命を縮めることになると推測できます。

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(出所:社会実情データ図録)

ウクライナを利用したロシア挑発


そもそもなぜロシアはウクライナに侵攻したのか。

戦争も喧嘩と同じで先に手を出した方が悪いというのはわかる。しかし、手を出させるようにした者がいます。

ずばりアメリカです。

アメリカは最先端の武器をウクライナに与え、ウクライナはロシアを挑発的に攻撃してきました。

もはやロシア(プーチン)は我慢の限界を超えたのだと思われます。この構図は日本が真珠湾攻撃に追い込まれた図式と似たものがあります。

ウクライナ戦争で得をした国


すでに述べたとおり、イスラエルはウクライナ戦争で漁夫の利を得ています。

また中国もウクライナ戦争によるメリットを受けそうです。世界的に孤立していた中国ですが、ロシアはさらに孤立しました。

相対的に中国の孤立感は浅くなるとともに、ロシアは中国を頼りにするはず。今後、世界は西側諸国と中ロに完全に分断されるものと予想できます。

中国はロシアを味方に引きづり込んだのです。

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ウクライナ戦争で損をした国


一方で、ウクライナ戦争で損をした国があります。もちろんウクライナです。

アメリカに乗せられて代理戦争を仕掛けられました。一般市民の多くが巻き込まれるとともに、愛国者の多くが命を落としています。

アメリカとロシアの関係についてはワシントン在住の国際政治アナリスト、伊藤貫さんが鋭い指摘をなされているので、興味のある方はぜひご覧ください。



ウクライナ戦争で損をした国がもう一国


伊藤貫さんによれば、ウクライナ戦争でもう一つ損をした国があります。

何と我が国日本なのです。中国とロシアが手を組めばもはや日本など敵ではない。両国とも核保有国であるがゆえにアメリカも本気で日本を助けることができません。

最近のロシア議員の発言は象徴的でした。

ロシアは北海道の権利を有しているなどというとんでもない発言が飛び出したのです。

このままでは日本は中国、ロシア、そして北朝鮮にまで脅迫されることになるはずです。核による恫喝です。

最後に


かつて、ウクライナの大使を勤めていらした馬渕睦夫さんのロシア分析もまた興味深い。時間のある方はぜひご覧ください。テレビなどでは決して知ることはできない情報が次々とあからさまにされています。



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