ハイブリット自動車、徐々に存在感を無くす。EV激増中

こんなにも早く逆転されるとはビックリなのです。
ハイブリッド(EV)と電気自動車(EV)の販売台数のことです。
2021年、EVの世界販売台数は2020年の2.2倍にもなり、一気にHVを抜き去りました。予想以上のペースであり、驚かざるを得ません。
EVはやくもHVを上回る
2021年、EVの世界販売は前年比で2.2倍にもなり、約460万台が販売されました。
HVも伸びているとはいえ、33%の伸びにとどまっており、約310万台となっています。伸び率があまりにも違うため、販売台数は一気に逆転されることになりました。
EV販売の主役は中国です。
中国だけを見れば2021年は前年比で2.6倍にも増えているのです。
政府が補助金を出して販売を推進しており、とりわけ低価格の車種が爆発的に売れています。
GDP下剋上と同じ構図
自動車EV化は自動車大国である日本潰しという側面が強いと思われる。
複雑で精緻な内燃エンジンでは日本にかなわない中国が、ゲームのルールを変えて一気に自動車大国にのし上がろうとしているのでしょう。
これはGDPで日本が瞬く間に中国に追い抜かれた構図とそっくりなのであります。

(出所:世界経済のネタ帳)
EVが自動車販売に占める比率
自動車販売に占めるEVの比率はどうなのでしょうか。
中国は年間2600万台もの新車が販売される世界一のマーケットですが、そのうちの1割超がEVとなっています。台数でいうと約300万台弱となります。
日本の新車販売の総数が年間約450万台ですから、いかに中国市場が巨大かわかりますし、電気自動車の数にも驚かされます。
ちなみに日本のEV販売は2021年、約2万台と中国の150分の1・・・。悲しいほど小さいマーケットとなっています。
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中国だけではない
中国だけでなく、ヨーロッパでもEV化は進んでいます。
例えばドイツ。2021年のEV販売は約34万台となり、2020年の1.8倍に増えました。そもそもドイツは自動車販売台数が日本よりも少ない。それでもEVは日本の17倍も売れています。EV比率を見ればもっと差がついていることになります。
世界が異常なのか、日本が異常なのか、20年後の世界が見てみたい。
最後に
世界の動きは想像以上に早い。日本の自動車メーカーも方向転換を迫られています。
ホンダはEVに10年間で5兆円を投資するとのこと、またトヨタも同程度の投資を見込んでいます。中でもホンダは内燃エンジンに見切りをつける覚悟であり、社内の新陳代謝が相当進んでいると思われます。
転職サイトに登録するホンダの社員が増えているというニュース記事がありました。内燃エンジンに関わっている社員は今後切り捨てられるのではないかという危惧を抱いているものと推測します。
10年後あるいは20年後、日本は依然として自動車大国でいられるのでしょうか。危うさを感じざるを得ません。
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