ホテル投資復活。日本は世界の周回遅れ

アフターコロナでも日本は世界各国のスピードについて行けず、置いてきぼりを食らいそうです。
驚くことに、この日本でホテルへの投資(新設や転売)が活発化しており、コロナ前の水準にまで復活する兆しが見られます。しかしその主役といえば海外勢ばかり・・・。
海外投資家はアフターコロナにおけるホテル需要復活、そしてリベンジ消費に注目し、投資への姿勢を高めています。
そしてこの円安ですから、外資はバナナの叩き売りを買うかの如く安値でホテルを買い、いずれまた転売するつもりなのでしょう。
意外な動き
日本における宿泊施設の着工が2022年2月までで6か月連続、前年同期を上回っています。
2022年2月の着工件数は前年同月比で87%も増加しており、コロナ前の水準に近づいています。
アフターコロナにおける旅行需要の増加を見据えた動きであり、その主役は海外の投資家です。
一歩先を読んでいる海外投資家
日本ではそうでもありませんが、欧米諸国では既に旅行需要がコロナ前の水準に回復してきており、ホテルへの投資も活発化しています。
既に昨年(2021年)には全世界のホテル取引額は2020年に比べて2.3倍にまで増え、倍増以上となりました。2022年はさらに増える見込みであり、過去最大水準にまで達すると見られています。
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ホテル型Jリートの値動き
ホテル型Jリートの値動きにもこのような世界の流れは反映しているのでしょうか。
ホテル型のJリート銘柄であるインヴィンシブル投資法人(8963)の値動きを見てみます。

反発は思ったほどではありませんが、さすがに最悪期は脱したという印象を受けます。
なにしろ予想分配金利回りが0.78%ではさすがに上値は追えないというところなのでしょう。しかし、逆に考えれば業績が上振れる可能性があるし、今後一気に分配金が回復する可能性もあると思います。
そうなれば60000円までの戻りが目安になりそうです。チャートを見ればわかるとおり、6万円の手前で窓が開いています。
そこが一つのターゲットになるというのが個人的見立てです。今しばらく我慢してホールドするほかありません。いずれ報われるときも来るでしょう。
疑似バフェット指標(2022年4月末)
2022年4月の取引も終りました。日経平均株価の居所を確認しておきましょう。
(疑似バフェット指標についてはこちらをご覧ください。)

株価は許容される高値の近辺まで下がってまいりました。
ここ40年以上の名目GDPと株価との比較感からはまだまだ割高とはいえますが、ここ20年ほどで株主資本主義の流れが加速していること、また積立投資が活発しており大暴落が起きにくくなっていることから考えると日経平均はやや割高程度の水準であると考えます。
選別投資の観点は欠かせませんが2万5千円割れは買いに入ってよい水準だというのが個人的見解です。
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