中古車市場に見る電気自動車の不人気ぶりにEVの実用性の無さを実感

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便利なものや人気があるものの値段は高くなるのが世の常識です。

自動車産業においてはEVが話題の中心となっているわけですが、その割に人気がない。それは中古車市場に出回るEVの値段を見ればあきらかなのです。

そして、中古車市場に放り出されるEVを見ればいかに使い勝手が悪いものなのかが明らかになってくるのです。

少なくとも日本においてはそんな状態なのです。






EV、話題とは裏腹の不人気


日本では年間およそ450万台の新車が販売されています。

その中に占めるEVの台数はわずか2万台程度であり、200台に1台という少なさです。EVはまだごくごくマイナーな存在だといえます。

それでもEVが発売されてから約10年が経過して、中古車市場にもEVが出回るようになってきました。

全般的に半導体不足から新車の納期が遅れており、その分中古車の人気が高いのがここ最近までの状況でした。

しかし、例外があります。EVです。

EVの中古車はまるで人気がなく、ハイブリッドの中古車が高値圏で推移する中、EVは安値で取引されています。要するに人気がないのです。

バッテリーガチャという恐怖


人気がない理由の一つがバッテリーの劣化です。

スマホ同様、EVのバッテリーも充電の頻度や使い方で劣化のスピードが大きく異なります。劣化度合の判断は内燃エンジン車に比べて難しく、当たりはずれが大きい。

はずれを引いてしまうとバッテリーの交換が必要となるわけですが、この値段がまた高い。

バッテリー交換に数十万円もかかることになり、ちょっとした中古車が買える値段をバッテリーだけに費やさなければならないといった破目に陥る可能性があります。

買い手としては大いなる不安材料です。

EV3日坊主


いかにEVが期待外れに終わっているかはEVを手放した人の走行距離を見ればわかります。

中古車市場に放出されるEVの走行距離でもっとも多いのはたったの1万キロ前後だというのです。平均してもわずか3.6万キロにとどまります。

ハイブリッド車で最も多いのは4万キロ前後で、平均は5.7万キロというのですからEVの購入者がいかに早く見切りをつけているかがわかります。

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充電スタンドは右肩下がり!?


これにはEVの充電スタンドの少なさも関係しているようです。以下はEVの充電スタンドの数の推移です。

20220516ev.jpg
(出所:NHK)

増えるどころか、むしろ減っている。

早くも寿命を迎えてしまった充電スタンドが増えている一方で、新設が進んでいない。これではEVが普及しないのも当たり前というものです。

もっとも、ガソリンスタンドの数も激減しているのが実態です。

20220516gas.jpg
(出所:経済産業省)

ガソリンスタンドはバブル期の約半分にまで減ってしまいました。

最後に


ガソリンスタンドは減り、充電スタンドも

増えない。しかし、ガソリンはあっという間に満タンになるのに対し、充電は恐ろしく時間がかかるので単純に比べられません。

EVを中古車市場に放出したユーザーが再びEVを購入する割合は半分しかいません。

残り半分は再び内燃エンジン車に戻ってしまうのです。

そりゃそうでしょう。少なくとも日本ではその方が便利だからです。

このままでは日本の自動車市場はガラパゴス化しかねない。そして日本から自動車産業をとったら、もはや基幹産業がない衰退国家に落ちぶれてしまうのは目に見えています。

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