アメリカはいつもこの手で相手を戦争に導かせる

ほとんどの人は戦争を望まないでしょう。
しかし、戦争を望む者もいる。軍事産業、武器商人などはその典型です。
この世が平和になっては困るし、常に世界が緊張状態にあることを望みます。その方が武器が売れるからにほかなりません。
また、戦争が起きてくれないと困る。在庫が貯まり、武器が売れなくなるからです。
そこでありとあらゆる手段で戦争(在庫処分)を起こそうとする。人の命などそっちのけで金儲けに走る狂った連中だといえます。
代理戦争で一儲け
とはいうものの、核兵器を保有している国が本気で戦争することはまた困る。なにしろ破壊力が大きすぎて国そのものが滅びかねない。
そこで利用されるのは核保有国対非保有国との戦争、あるいは非保有国同士の戦争です。
ロシアとウクライナの戦争はロシアとアメリカの代理戦争といってよいでしょう。
ウクライナは利用され、ロシアはまんまとアメリカの軍事産業界の罠にはまったといえるのではないでしょうか。
一番の被害者はウクライナ国民です。
戦争ゴキブリホイホイ
アメリカは相手を戦争に駆り立てる罠をしかけます。
わざと相手を挑発しつつ、相手を騙すメッセージを送るのです。
典型的なのはアチソン・ラインです。
1950年、米国務長官、ディーン・アチソンは、日本・沖縄・アリューシャン列島を防衛ライン(アチソン・ライン)とする演説を行いました。
朝鮮半島はラインの外だというのです。
そこで北朝鮮は安心して韓国へ侵攻し、泥沼の朝鮮戦争が勃発したというわけです。
罠にはまったサダム・フセイン
似たようなことは後にも起きています。
1990年にイラクがクウェートに侵攻し、その後、湾岸戦争へと発展しました。
イラクはクウェート侵攻の準備を着々と進めており、アメリカはそれを承知しながら、ジョン・ケリー国務次官補はクウェートが攻撃されてもアメリカにはクウェートを助ける責任がないことを公言していました。
それを聞き及んだサダム・フセインは安心してクウェートに侵攻するわけですが、これまた罠。
多国籍軍という名の実質アメリカ軍がイラクをクウェートから追い出すために反撃して湾岸戦争に発展したというわけです。
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そして再び罠にはまった者
今回のロシアによるウクライナ侵攻も図式は同じです。
ウクライナ国境にロシア軍が続々と集まってきていたことは毎日報道されていましたから世界中の人が知っていました。
そんな中、バイデン大統領は、ロシアがウクライナに軍事侵攻したら経済制裁すると言ったのです。
逆にいえば軍事制裁はしないということになります。
そのメッセージは罠であった可能性があります。そして、プーチン大統領はその罠にまんまとはまったと考えてよいのではないでしょうか。。
その後の展開はご存じのとおりです。
実際のところ、アメリカをはじめとする西側諸国は経済制裁にとどまらず、最新兵器をウクライナへ提供してロシア軍を苦しめているのです。一部の戦争煽動者の作戦は見事に成功したといえるでしょう。
最後に
政治は、一部の超富裕層や超巨大企業の思惑によって利用されています。
ウクライナの次は台湾が利用される可能性が高いのではなかろうか。アメリカが台湾に興味がない素振りを示して、中国がそれを真に受ければ中国による台湾侵攻が起きると考えられます。
そして、罠にはめたアメリカは台湾を利用して代理戦争を行う。
もっとも不幸な目に遭うのは台湾国民となることは明らかです。そしてその次は日本というのが国際的な軍事バランスから見て想定される事態です。
そうならないためには日本が自ら国防力を向上させるほかありません。
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