株式投資。バリュートラップからグローストラップへの大転換

悪夢の民主党政権からアベノミクスへと流れが変わり、株価が上向いたのがこの10年間であったといえます。
10年ひと昔。
ここに来てその流れが大きく変わろうとしているようです。とりわけ厳しいのが、業績の成長期待で買われてきた成長株です。
成長株投資家の試練
2022年に入り、株式市場の流れは明らかに変わりました。もちろん相場環境は悪化しています。
特に売られているのは成長株。
最近の成長株のボラティリティはコロナ騒動勃発時に近づいてきており、成長株ショックともいえる株価下落です。
今後しばらくは割安株の時代
株式投資に振り向けられた資金は成長株から割安株へと移っています。
リスク管理が厳しい機関投資家は成長株を損切りし、その資金を割安株に振り向けている。
この流れはまだまだ始まったばかりという見方が大勢であり、今後数年間は割安株優位の時代になりそうな気配です。
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焦ってグローストラップにはまるな
それでも5月中旬にいったん成長株の下落は止まったかのように見えます。
しかし、値ごろ感で投資すると「グローストラップ」にはまる可能性があるという指摘があります。
これは株価が割安だと思って買ったらずっと割安のままであり続けるという「バリュートラップ」と対比される言葉です。
成長期待というメッキが剥がれ、いったん戻ってもまた下落していくというわけです。相場格言に、落ちてくるナイフはつかむなというものがありますが、まさにそれを指しているといえます。
最後に
ただ、数年後には再び流れも変わることでしょう。
以下のグラフを見れば今でさえ成長株が売られ過ぎているとも思えます。

だからいつか流れは再び変わる。
ここから数年の間に、真に成長する企業に投資しておけば、5年後か10年後かに大化けしている可能性がある。そう、チャンス到来ともいえるわけです。
2022年からの3年間はテンバガー探しを旨とする投資家にとってはまさに金鉱を探し当てる黄金期間の到来だといえるのではないでしょうか。
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