株価、ブラウン運動状態。個別株でゲリラ戦始まる

株価は2021年秋に天井を付け、着実に上値を切り下げながら右肩下がりを続けるボックス相場に突入しています。
面白みにかける相場が続く中、株価のトレンドが定まらず株式市場は完全に個別株狙いのゲリラ戦に入ったといえそうです。
ゲリラ戦に勝ち抜くにはどのように戦ったらよいのでしょうか。
上値切り下げのボックス相場
以下のチャートを見ればわかる通り、日経平均は上げ下げを繰り返しながら上値を切り下げています。

コロナ禍の金融相場は終了し、業績相場に入ると思いきや、ロシアのウクライナ侵攻でインフレ懸念が加速して世界経済はミニカオスといった様相を呈しているようです。
個人的にもまったく面白くない相場が続いており、今は我慢の時と割り切って静観しているのであります。
株価からトレンドが消える
TOPIX500(TOPIX銘柄から時価総額及び流動性の高い500銘柄で構成される指数)の銘柄間における相関係数の平均は0.2ということで、個別銘柄間にほとんど相関がなく、てんでバラバラに動いているといってよさそうです。
要するに株価にトレンドがないということです。
多くの銘柄を保有すればするほど利益が出にくくなっているといえるのではないでしょうか。
もはやブラウン運動
昨今の市場動向から高配当銘柄や低PER銘柄、高成長株に人気が集中しているかと思えばそうでもありません。
配当利回りや売上高成長率と株価の相関も0.1ほどであり、相関がみられない状態です。もはや株価はブラウン運動状態であり、予測不能状態に陥ったといえます。
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ゲリラ戦での勝負
総力戦で勝てなければゲリラ戦ってなわけで、今は個別銘柄のゲリラ的投資が盛んになっています。
日経新聞の報道を参考にすれば、キーワードは「非連続性」「ニッチトップ」となります。
社会の急激な変化で、売上が一気に非連続的な急成長をする銘柄や、小さな市場でも大きなシェアを獲得する個性的な銘柄が狙われているというわけです。
グローバルニッチという宝探し
以下は経済産業省が発表している2020年度版のグローバルニッチトップ企業100選です。
上場企業ばかりではありませんが、この中に宝が埋もれていることは間違いありません。






(出所:経済産業省)
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