個人マネーまでキャピタルフライト。グローバル投資加速中

渡り鳥

ここ数年、日本でも貯蓄から投資の波は確実に起きています。

しかし、その投資先は日本ではなく海外なのですから、なんとも複雑な心境になります。

機関投資家のみならず、もはや個人投資家の資金までもが日本株パッシング・・・。

個人投資家の日本株離れが止まりません。日本人が日本を見離ししているのですから悲しくもなるというものでしょう。






ジャパンマネーが海外へ逃避


外国株式への投資は投資信託市場を見ても明らかです。

2021年に投資信託を経由して海外株へ流れた資金は差し引き8兆円以上と巨額になりました。

その一方で日本株の買い越し額はわずかに280億円・・・。

日本の投資信託ですから、ほぼ日本人が買っている投資信託です。それなのに日本株は見向きもされない。

完全に日本株は見限られており、その傾向は若い世代に、より顕著に見て取ることができます。

日本株投信は見向きもされず


とりわけ人気があるのはやはり米国株式です。

2022年5月末における国内の投資信託の資産残高ランキングを見れば、外国株あるいは外国リートに投資する投資信託ばかり。上位10本はすべてそうです。

日本株などは一つもない。

なかでも米国株式型が10本中6本を占めており、人気を独占しています。

日本の投資家がアメリカ株の株価を支える


それにしても今の日本人による米国株式一極型の投資はいささか行き過ぎているという感もあります。

直近2022年1月から4月にかけて日本の投資信託を経由して米国株に投資された金額は1兆5千億円ほどです。

それに対し、米国国内の投資信託で米国株式に投資された金額は約2兆1千億円となっています。

日本の投資家はアメリカの投資家と変わらない規模で米国株に投資しているといえます。人口比、投資人口比、一人当たりの金融資産から比べれば、日本人による米国株投資のほうがはるかに大きいといえます。

拝見! 億り人のポートフォリオ (TJMOOK) [ 竹内 弘樹 ]

価格:1,100円
(2022/6/12 14:59時点)



米国株一極投資の危険性


米国株の堅調を支えているのは日本の投資家という見方さえできます。

しかし、以下の関連記事をご覧いただければわかるように、今後の10年は米国株よりも新興国株優位になる可能性が高いと考えられます。

米国株一極型投資は大いなる危険性をはらんでいるといえそうです。

(関連記事)米国株一極集中投資の大いなる危険性。次の10年は逆回転リスクが

最後に


銀行の定期預金残高が2006年の水準にまで減少してきました。

あまりに金利が低く、ここ2年のコロナ金融緩和バブルにより、資金が預金からリスク資産へと流れたと考えられます。

しかし、世界的に金融引締へと舵が切られていく中、期待が裏切られるリスクも高まっているといえそうです。

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村

【関連記事】
アメリカの個人投資家が弱気。逆に米国株の暴落は無いと予想
世界的な企業業績の急ブレーキ。先行きに暗雲立ち込める
米国株の下値目途。ゴールドマンサックスの不気味な警告
世界株式の動きはNYダウの動きと同じ。分散投資の意味を取り違える危険
米国株一極集中投資の恐怖と落とし穴
つみたてNISAに見る若者の日本株パッシング
日本株を見限り海外株式を買う若年投資家

アセットアロケーションの最適化 ポートフォリオの構築とメンテナンスのための統合的ア (ウィザードブックシリーズ) [ ロバート・カーバー ]

価格:8,580円
(2022/6/12 14:58時点)






関連記事

コメント

非公開コメント