リスク資産全滅。分散投資の壁を突破し投資家壊滅状態・・・

相関関係が少ない多様な資産クラスに投資していれば、相場の変動に対して耐性が増すというのが一般的な投資理論の考え方です。
しかしながら、最近の金融市場はそんな一般論は通用しません。
あれもダメ、これもダメのダメダメ状態・・・。そこには程度の差しかありません。
いったい何がどうなっているのでしょうか。
底なし沼の底はどこに?
我ながらなかなか相場観(勘?)ではなかったのではなかろうか。
以下は2022年1月23日に書いたブログ記事です。
(関連記事)株は下落トレンド入り。新型コロナバブルはいよいよ終焉へ
今後の下値目途はゴールドマンサックスの警告を信じるとすればNYダウで28000ドル程度ではなかろうかと思います。
(関連記事)米国株の下値目途。ゴールドマンサックスの不気味な警告
コロナバブルははじけたのだ、完全に・・・。
と考えればすべては2020年末に逆戻りすると考えておけばよいと思われます。
日経平均は24000円割れまで下落するのではないかと予想します。

360度ダメダメ相場
ところで近時の相場下落はすべてのリスク資産に当てはまっているのが特徴的です。
アメリカの予想以上の利上げはリート市場にも大逆風を吹かせています。
リートは借金をして不動産を買い入れている。そのため、金利の上昇は業績の悪化に直結するのです(悲)。
Jリートもまるでダメ・・・。
日本は金融緩和を続けているのに世界の流れには抗えません。Jリートの中でも下げがひどいのは今まで好調だった物流型や機関投資家が好む大型でメジャーな銘柄です。
売りの主役は海外の投資家であろうと推測されます。
ゴールドよ、おまえもか!
株の下落も言うまでもなし。
そして、金利が上昇しているため、債券投資家もやられています。そればかりではありません。
株や債券とは相関が低い、金もまた売られています。
金利上昇の中、金利を生まない金は魅力に欠けるということなのでしょう。
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暗号資産よ、さようなら
コロナバブルですこぶる好調だった暗号資産も急落しています。
2021年11月時点での世界中の暗号資産時価総額の7割が消えてなくなりました。
もはや安心して投資できる資産は皆無といってよい。
というわけでリスクオフにより資産の現金化が進んでいるわけです。これは現金に投資していることと同じです。
しかし、インフレが進む中では現金の価値は相対的に目減りする。現金とて安全な資産とはいえません。
休むも相場か・・・
そんなこんなでいったい何をしたらよいかわからなくなっているのがここ最近の金融市場だといえるのではないでしょうか。
しかし、こんな暗闇相場の中で大きく資産を動かすのは危険すぎる。
とにかく嵐が去るまで様子見を決め込むほかないというのが個人的見解です。まさに休むも相場なのです。
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