人間は失敗からも学べないのか?投資の世界に見る人間の性

脳

バブル崩壊の痛手をもろに被った人の年齢層は現在、70歳以上の年代であると考えられます。

その当時、バブルが崩壊したのは日本だけであって、その後多少の浮き沈みはあったものの日本株は鳴かず飛ばずの状態が長らく続いてきたわけです。

痛い目にあえば懲りて他の手段を考えるのが普通でしょう。しかし、あるデータを見ると首をひねらざるを得なくなるのです。

人間は失敗から学ぶなどといいますが、失敗からも学ぶことができないのではないか?などと考えさせられるのです。






GDP世界上位4か国の成長率


日本がバブル崩壊後、低成長に陥ったのはご存じのとおりです。

以下はGDP上位4カ国の経済成長率の推移です。

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(出所:世界経済のネタ帳)

1990年代以降の日本の低成長ぶりが目に余る。この責任は政治家、大蔵または財務官僚、日本銀行そしてマスメディアにあることは疑いようがありません。

年代別の投資動向


日本株は下落の一途を辿り、日経平均最高値3万9千円ほどから7千円台にまで突っ込んでしまいました。半値八掛け二割引が12500円ほどですから、完全にバケツの底が抜けた水準だといえます。

そして、痛手を被ったのなら日本株はやめて海外の株式に投資すればよい。

被害を直接を受けた高齢者ほど資産を海外株式に振り向けると考えるのが普通でしょう。

しかし、現実はそうなっていません。

以下は日経マネーの調査による年代別の先進国海外株式への投資比率です。

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人間は失敗からも学ばない?


20代、30代の投資家は半分近くが先進国株式に投資しています。

しかし、日本株で痛手を被ったであろう70代は5人に1人程度しか投資していません。

これは不思議な現象です。

日本株で嫌な経験をしていない若年層が日本株離れを起こしているのに、嫌な経験をしているであろう高齢者は依然として日本株に投資をしているのです。

過去の経験や体験からも学ばないというのが人間の実態なのでしょうか?

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ネット利用率との相関


さすがにそんなことはないというのが個人的見解です。

では何が考えられるのか?要因は2つあると考えられます。

今日、個人投資家の多くはネット証券を通じて取引を行っています。海外の株式や投資信託もまたしかり。

しかし、インターネットは国民すべてが使っているわけではありません。

年齢が高くなるほどインターネットを利用する人の比率は低くなっています。

20220625net.jpg
(出所:社会実情データ図録)

現代は高度な情報社会であることはいうまでもありませんが、その主役はインターネットでしょう。

玉石混交とはいえ、真っ当な情報は既存のマスメディアではなく、インターネットに存在することが多いのが実際のところです。

インターネットの利用率と海外資産への投資比率とは高い相関があると考えられます。

人間の性


もう一つの要因として考えられるのは人間の思考パターンです。

これは非常に興味深い。人間は25歳までに思考パターンが確立し、それ以降、65歳くらいまでそのパターンが変わることはありません。

世の中の価値観が変わるのは単に世代の移り変わりによるものであり、個々人はなんら変わっていない。

こちらについては以下をご覧ください。(21分40秒あたりから)



株式投資といえば日本株。

そんなワンパターンな思考パターンや価値観を持っている人が60代、70代以上の高齢者には多いのではなかろうか。

そこには海外株という選択肢はそもそも無いのだと考えられます。

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