一流投資家も意見が分かれる今の株式市場。悩める投資家・・・

世界的に有名な投資家も今の株式市場には心が揺さぶられているようです。
強弱感が極端に分かれているのです。
株式市場は強気と弱気が交錯しなければ成り立たないのは事実。しかしながら、今の相場は方向感が乏しくてプロの投資家でさえ、かなり気迷いムードが漂っているようなのです。
偉大なる投資家は今何を考えているのでしょうか。
バフェット大損・・・
かのウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイの2022年4~6月期決算は約5兆9000億円の大赤字となりました。
株式相場低迷の影響で、保有株に評価損が発生したためです。
しかし、あくまでも3か月間という短期の数字です。ここまで成功した投資家が、短期間に損を出したからといって中長期的も大失敗するとは思えません。
そのバークシャー・ハザウェイ、引き続き株式投資には積極姿勢を示しています。
バフェットが買った業種
2022年6月末は3月末に比べてさらに資源株を買い増しています。バークシャー・ハザウェイの保有株のうち、資源株が占める割合は1割を超えました。これはデータ上初めてのことです。
また、資源株のほかに注目しているのは金融関連株です。
住宅ローンや自動車ローンを扱う金融機関や保険会社の株式を積極的に買い増ししています。
どうやらバフェット氏は現在のインフレそして金融引締めによる景気悪化は一時的だと考えているようであり、景気回復を先どった株式投資を積極的に行っていると考えてよさそうです。
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悲観な見方も
確かに最近は米金利は一時期よりも低下しており、来年にはFRBが利下げに転じるのではないかという見方まで出てきています。
しかし、この見方にFRBは懐疑的であり、金利動向はまったく闇の中・・・。闇の中ですから、一流投資家でも先行きに関する見方が別れるのは当たり前でしょう。
サブプライムローンによる住宅市場の暴落を予測したことで知られるファンドマネージャーは今の株式市場を悲観的に見ています。
同マネージャーは2022年4月から6月にかけて保有株のすべてを売却したということです。
唯一保有しているのは株式ではなくリート。まるで暴落に備えて待ち構えているかのようです。
最後に
個人的には・・・。
現下の株式市場はいささか割高感がぬぐえない。したがって、買うとしたら高配当かつ安定した業績を上げられる企業か、長期的な成長が確信できる企業くらいしか考えられません。
また、Jリートは比較的安定感があって有望な投資先であろうと考えられます。
日本は欧米と違って金利を引き締められるだけの環境にないから、Jリートの利回りは相対的に見て魅力がまだまだあります。
とはいえ、株式にせよ、Jリートにせよ、税引後の利回りが4%はないと食指が動かないのが現実なのです。
休むも相場か・・・。
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