2022年後半から2023年にかけての投資戦略はこれだっ!!

株価が急落しています。
どうも今の株式市場は砂上の楼閣といった感があるのです。
先行きの不透明感が強まる中、取れる戦略は2つに絞られるのではなかろうか。中途半端な戦略では大きな火傷を負う可能性が高いように思われます。
日経平均は先物主導
2022年8月中旬、日経平均はにわかに上昇し3万円を窺う勢いでした。
7月以降、3000円近くも上昇したのです。しかし、その買いの主体である海外機関投資家はファンダメンタルを見て買ったのではなく、単にトレンド追髄で買い上がっただけというのが実態です。
株価指数先物取引を利用して、上げ相場に乗っかっただけであり、短期的な視野での投資であることは間違いありません。
海外の機関投資家は6月の後半から8月中旬にかけ約2兆3千億円も先物を買い越しました。
これが日経平均急上昇の原動力です。
今後の日経平均には暗雲立ち込める
しかしながら、これはあくまでも短期的な動きであるに違いない。
本当に企業業績が良くなってじっくり投資していこうということであれば現物株も買われるはずなのに、実態として現物株は同期間において売り越しとなっています。
要するにファンダメンタルを重視した投資ではなく、テクニカルな投資であり、そこには長期的視点はありません。
1年前の菅政権退陣の際にも同様の動きがあり、日経平均は同じく3000円ほど上昇したものの、現物株は買われておらず、それは今の状況と酷似しています。
以下のチャートの赤い線が該当箇所です。

その後、日経平均は反落し、約半年で5000円ほど下落しました(緑線)。
今回も似たような動きとなっており、歴史は繰り返すとするならば24000円程度までの下げを覚悟しておく必要がありそうです(ピンク線)。
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高配当株とJリート
さて、このような不透明感が漂う市況の中、どのような戦略をとればよいのか。
まずは守りをしっかり固めなければならないっ!
その心は高配当株です。2021,2022年に続いて、2023年も引き続き高配当株優位の市場が続きそうな気配です。
少なくとも4%の配当利回りは欲しいところ・・・。しかし、4%以上ならなんでもよいというわけでもない。
減配リスクの少ない安定した業績の会社で、PERも低く株価の下落リスクがなるべく小さい銘柄が狙い目だといえます。
またJリートも有望な投資先だと思います。
予想分配金利回りが5%を超える銘柄はまだまだあります。高い利回りが期待できるJリートは安心感がある有望な投資先といえるでしょう。
マリモ地方創生リート投資法人(3470)5.45%
エスコンジャパンリート投資法人(2971)5.43%
ザイマックス・リート投資法人(3488)5.39%
サンケイリアルエステート投資法人(2972)5.38%
スターアジア不動産投資法人(3468)5.20%
東海道リート投資法人(2989)5.20%
タカラレーベン不動産投資法人(3492)5.17%
トーセイ・リート投資法人(3451)5.13%
投資法人みらい(3476)5.04%
エスコンジャパンリート投資法人(2971)5.43%
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サンケイリアルエステート投資法人(2972)5.38%
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逆張り成長株投資
逆張りという考え方では成長株の長期投資も捨てがたい。
かなりリスキーな面はあるものの、現状、新興株が必要以上に割安に放置されているのは間違いないと見ます。

味噌もクソも合わせて売られているわけですから、銘柄選びを慎重にし、味噌だけに投資すれば5年後には大化けしている可能性もある。
高配当株やJリートでは値上がりは知れたもの。その点、成長株であれば10倍株になるという夢が広がります。
最後に
今後しばらくは高配当株とJリートをメインディッシュとし、副菜には成長株を添えるといったところでしょうか。
また安全のために現金という余力も十分に残しておくべきだと思われます。
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