四半期決算の功罪

かのウォーレン・バフェット氏は四半期決算に反対の意を表明しているようです。
その心はみなさんもご存じのとおり、あまりに短期的利益を追い求めることになるため、短期繁栄、長期衰退となるからでしょう。
四半期決算の弊害
アメリカ型経営者は自分の任期に最大限の利益を叩きだそうとするため、人員はカットする、R&D予算は削る、不採算事業は長期的な視点に立たず捨てていく、そして利益だけを極大化しようとしているのでしょう。
GEが長い繁栄から衰退し、ダウ平均銘柄から外れることになりました。GEといえば名経営者と謳われたジャック・ウェルチ氏が思い出されます。
非情な経営戦略、しかしそれはアダとなる
人は容赦なく切る、世界で1位か2位でない事業は売っぱらう、そんな経営で利益を上げてきました。
今回のダウ平均からの除外がウェルチ氏の経営の悪影響の賜物であったかははっきりわかりませんが、私にはそう思えてなりません。
日本企業には決してアメリカ企業の轍を踏まないよう、長期的視点で経営していってほしいものです。
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