世界の驚くべき核シェルター普及率。かたや日本はお寒い限り

日本はかつて豊かであったといわれるが本当だったのだろうか。
もし本当だったとしたら、日本人ってのは本当に平和ボケしているとしか思えない。その思考回路は完全にアメリカ頼りの幼稚園生レベルなのです。
しかし、頼りにしているアメリカ様も裏でこそこそ何やってるかわかったもんじゃない。
そして、日本人の平和ボケっぷりを見事に表す客観的数字があるのです。
核シェルターの驚くべき実態
令和元年の参議院第200回国会において、核シェルターの普及状況に関する質問がなされたのです。
質問の内容には以下のような内容が含まれておりました。
(前略)
わが国で公開されている核シェルターに関する情報は、NPO法人「日本核シェルター協会」によるものしか見当たらない。同協会が二〇一四年に発表した資料によれば、各国の人口あたりの核シェルター普及率は、スイス、イスラエルが百%、ノルウェーが九十八%、アメリカが八十二%、ロシアが七十八%、イギリスが六十七%であるのに対して、日本は〇・〇二%とされる。
(後略)
わが国で公開されている核シェルターに関する情報は、NPO法人「日本核シェルター協会」によるものしか見当たらない。同協会が二〇一四年に発表した資料によれば、各国の人口あたりの核シェルター普及率は、スイス、イスラエルが百%、ノルウェーが九十八%、アメリカが八十二%、ロシアが七十八%、イギリスが六十七%であるのに対して、日本は〇・〇二%とされる。
(後略)
なぜ日本に核シェルターは普及しないか
日本における核シェルターの普及率は0に等しい。
日本は世界で唯一の被爆国なのに、恐るべきまでに危機感に乏しい。日本人は忘れっぽいといいますがそれは真実だといわざるを得ません。
日本でなぜ核シェルターが普及しないのか?
理由はいくつか考えられます。
まず、核シェルターの導入に政府からの補助金がまったくないことです。
核シェルターは地下に作るのですからその費用はかなりのもの。安くても数百万円かかります。とても自助努力だけで導入できる金額ではありません。
政府は核シェルターの導入に補助金を導入すべきでしょう。
また日本人の平和ボケも大きな要因です。島国日本はとかく外国の脅威に鈍感となりがちです。
しかし、逆にいえば逃げ場はどこにもありません。
日本が他国に攻め込まれたら逃げるなどととぼけたことを抜かす人もいるようですが、いったいどこへ?と訊ねたくなります。
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日本人の国民性による影響
また、これは誰も言わないことですが、日本人の和を以て貴しとなす的思考も核シェルター導入が進まない原因ではないかと考えるのです。
ご存じのとおり、東京は世界一のメガロポリスであり、狭い土地に人口が密集しているために核シェルターを100%確保することなどできそうもありません。
自分だけが助かっても仕方がないという1億総玉砕的な考えは、核シェルターを持っている人だけが助かるという個人主義とは相反するものだと思います。
この点を見れば日本人にはある種の連帯感があるといえます。死ぬときはみんな一緒といった感じなのです。
東京そしてソウル
しかし、ある事実は東京の無防備さを明らかとするとともに、東京でも核シェルターが用意できるのではと考えさせられるのです。
それはお隣韓国の首都ソウルです。人口は東京に引けを取らない1000万人弱。
そんな巨大都市なのに、ソウルには人口の300%が逃げられる核シェルターが準備されているのだとか。陸続きのすぐ隣に狂った国家、北朝鮮があるがゆえに、日本とは危機感が違うのだと考えられます。
抑止力こそが平和を守る
日本の政治家、マスコミそしてその影響を受けた国民はアメリカの占領政策ですっかり骨抜きにされてしまい、国防や軍事にはナイーブで幼稚だといわざるを得ないようです。
2016年、イギリスのメイ首相は核ミサイルの予算についての審議で以下のような質問を受けたといいます。
「あなたは罪のない人や子どもたち数十万人を殺す用意ができますか?」
さてその回答は。
「YES」
そしてこう続けたのです。
「われわれがそのような覚悟を持つことが、敵がわれわれを攻撃することを躊躇させる抑止力になるのです。」
この答弁はなんら問題となることなく、審議は淡々と進んだのでした。
日本だったら・・・。なんでも反対の野党と、反日リベラルメディアが大騒ぎする光景が目に浮かぶようです。
そして、それは国民の成熟度を写す鏡でもあるのだろうと思われます。
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