ネット証券、ついに日本株だけでは勝負にならず。日本株はオマケに・・・

海

ネット証券ビジネスに限らず、日本ではブルーオーシャンが過当競争により、あっという間にレッドオーシャンへと早変わりします。

この原因は長年つづいたデフレのせいであるというのが個人的見解です。

企業はとにかく売上がほしい。採算度外視でも仕事を請け負うしかないのがデフレの恐怖だといえます。

デフレという悪魔は売り手につらく、買い手にやさしい。ネット証券業界においてもそれは当てはまります。






ガリバーは野村からSBIへ


日本で最大手のネット証券といえばSBI証券でしょう。抱える証券口座数は900万以上にもなり、ガリバー野村証券の2倍近くになっています。

そのSBI証券(当時はイー・トレード証券)の2005年3月期における手数料は日本株が7割以上を占めておりました。

ところが、直近では2割にも満たないほどに下がっています。

いったいその間に何が起きたのでしょうか。

パイも限界に達す


理由は至極単純です。ひたすら手数料を下げ続けるという消耗戦が20年にわたって継続されてきたのです。

差別化が難しい金融ビジネスは結局のところ、手数料の安さで勝負するしかない。そこが金融機関のアキレス腱だといえます。

手数料を下げて1人あたりの収益が減少しても、新規顧客をかき集めることでカバーする。

そんな戦略も限界がきており、戦略変更を余儀なくされているのが、現状のネット証券ビジネスが置かれた状況です。

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収益の柱が複数に


では戦略はどのように変更されたのでしょうか。

各社ごとに多少の違いはあるものの誤差の範囲だといってよい程度です。

日本株を見限り?力を入れたのが海外株式と外国為替証拠金取引(FX)そして投資信託というのがお決まりのパターンです。

そして、各社各様のポイントで手数料を還元する、またポイント投資ができるようにして囲い込むというのもまたまたお決まりのパターンです。

今や、これら日本株以外の取引で8割以上稼ぎだすというのですから収益の柱が何本も育ったと見ることができるでしょう。

最後に


とはいえ、新しい分野でもやがて過当競争が始まるのは今までの歴史を見れば察しがつくのであります。

そう考えると終わりなき消耗戦はまだまだ続くのだろうと考えられます。

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