楽天グループ、綱渡り続く。再び格下げでしかもネガティブウォッチ・・・

ろうそく

格付会社の言うことなど、当てにならないといえばそれまでです。

いかに格付会社がいい加減であるかは、過去に日本の国債の格付けを格下げしたことからもわかります。

まったく深い洞察力もなく、ただ単に国債の発行残高が増えているから債務不履行のリスクが増したという単純思考であったに違いない。

これに対し、財務省は真っ向から反論をしています。

このあたりの経緯は以下の関連記事をご覧いただくとして、気になるのは楽天グループの格付です。

(関連記事)財務省が日本国債の安全性にお墨付き!!






財務省ムラの狂った論理



いくら格付会社が当てにならないとはいえ、多少は当時よりも進歩しているでしょうし、国と企業の考え方は違います。

日本は円を発行できるからして、財政破綻の可能性はゼロですが、私企業は通貨を発行することができません。

ある一定の範囲の金額で事業を行うほかありません。ここが自国通貨を持つ国と企業あるいは家計とは決定的に違う点です。

財務省はその違いがわかっているのか、わかっていないのか定かではありませんが、なぜか財政破綻の恐怖を煽りまくる。

これは財務省ムラの狂った論理だということができます。

(関連記事)消費増税に貢献すると出世できる?財務省のムラ社会

楽天グループ、格下げされてしまう


おっと、楽天グループに話を戻さねば。

2022年12月21日、米格付会社、S&Pは楽天グループの長期発行体格付けを1段階引き下げ「BB(ダブルB)」へと格下げしました。

しかも、今後の方向性を「ネガティブ」に見ているというのですから、ただごとではありません。ちなみに格付の意味するところは以下のようなものです。

AAA:債務を履行する能力は極めて高い。
AA :債務を履行する能力は非常に高い。
A :債務を履行する能力は高いが、上位2つの格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化からやや影響を受けやすい。
BBB:債務を履行する能力はあるが、事業環境や経済状況の悪化によって債務履行能力が低下する可能性がより高い。
BB :事業環境、財務状況、または経済状況の悪化に対して大きな不確実性、脆弱性を有しており、状況によっては債務を期日通りに履行する能力が不十分となる可能性がある。
B :現時点では債務を履行する能力を有しているが、事業環境、財務状況、または経済状況が悪化した場合には債務を履行する能力や意思が損なわれ易い。

楽天グループはBBですから、「事業環境、財務状況、または経済状況の悪化に対して大きな不確実性、脆弱性を有しており、状況によっては債務を期日通りに履行する能力が不十分となる可能性がある。」ということになります。

環境の変化により債務不履行を発生させる可能性が高いことを意味しているといってよいでしょう。

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そもそもなぜ格下げされたの?


それにしてもなぜ今、楽天グループは格下げされてしまったのでしょうか。

いくつかの要因が挙げられます。

最も大きな要因は携帯電話事業の投資負担が重く、巨額の赤字を垂れ流していることです。

(関連記事)楽天、ついにここまでやる。なりふり構わぬ資金調達で綱渡り勝負

この影響で2023年12月も引き続き巨額の赤字が継続すると見られています。

2つめの理由として、子会社の上場による資金調達が計画どおり進んでいないことです。

楽天グループは楽天銀行を2022年内に上場させるつもりでしたが、株式市場の環境が芳しくないため、延期を余儀なくされました。

当然資金は入ってこない。財務内容は悪化の一途をたどるというわけです。

最後に


楽天グループを取り巻く環境は厳しく、抜本的な打開策は見いだせない。下手をすれば会社を切り売りして縮小均衡路線へと舵を切らざるを得なくなるかもしれません。

日本を代表するIT企業がそんなことにならないよう一株主として応援していきたいと考えている今日この頃なのです。楽天さん、頑張って!!

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