2024年から株式市場は好転し、2049年にバブル崩壊というシナリオ

2023年の経済動向そして株価動向を楽観的に見ている人はほとんどいないのではないでしょうか。
長引くウクライナ戦争、そしてそれに伴うインフレと金融引締め。景気は今後悪化する可能性が高いですし、そうなれば株価は先だって下げていきます。
昨今の株価を見れば、すでにその兆候は表れているといえます。
ところで最近、個人投資家の動きに変化が出ているといいます。どんな変化なのか、そしてそれは何を意味するのでしょうか。
相場は悲観の中で育つ!?
2023年、株価の下支えとして期待されるのが個人投資家だというのです。
なぜか。
個人投資家の多くは逆張りを好むからです。
2023年の株価を期待する声は少ない。そりゃ、そうでしょう。いい材料は何も見つからない。
しかし、相場格言には『強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく』というものもあります。
これはブリッシュコンセンサスの考え方に通じると思います。単なるへそ曲がり的な考え方ではないということには注意を払っておくべきでしょう。
(関連記事)ブリッシュ・コンセンサスによる投資家心理の分析
塩漬け株が消えつつある
ここ最近の株式市場の動向で特徴的なのは、株価が下落したときの押し目買いの金額が以前より増えているのに対し、上昇したときの戻り売りの金額が減っていることだといえます。
バブル崩壊から30年以上の歳月が過ぎ、いよいよ塩漬け株がなくなってきたということができます。
コロナバブルともいえる日経平均3万円近辺で塩漬け株の処分が相当に進んだものと考えられます。
若手投資家、育つ
また、一方で生まれているのが若手投資家。彼らが押し目買いの原動力になっているのでしょう。
バブル崩壊の痛手を知らず、下手をすればバブルの存在すら知らない世代が株式投資の世界に入り込んできました。
彼らが歴史から学んでいるかといえば実に疑わしい。人間は多くの場合、他人の失敗からは学びません。
よって、歴史は繰り返されるといえます。
これは株式投資におけるバブル崩壊とて例外ではありません。
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次なるバブル崩壊は?
1929年の世界恐慌に巻き込まれる形で日本は、1930年に昭和恐慌に陥りました。
ところで、人間が成人し、元気に活動できるのは長くても60年程度です。
60年経てば世代はまったく入れ替わり、過去の経験は忘れ去られるといってよい。
1989年をピークにバブル崩壊したのは、前回の昭和恐慌からまさに60年の歳月が経っていました。
さて、次の60年後はいつになるのか?
1989年+60年=2049年となります。
長期投資戦略
2024年から新NISAが始まります。
2023年の混迷から脱却している可能性は十分にあり、株価上昇のスタートの年になる可能性は高いとみます。
そして、2049年前後にピークを迎えるのではなかろうか。
そう考えると、2045年頃には株式投資からはいったん手を引くのが賢明ではないかと思われます。
生きていればですが・・・(悲)。
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