トヨタ、クルマを作りたくても作れない。コロナ禍の混乱続く

自動車




トヨタは2022年度、世界で970万台のクルマを生産する計画でした。

しかし、クルマは多数の部品が組み合わされた製品であり、部品が一つでも欠ければ売り物になりません。

そしてあのトヨタですら、部品調達に苦しんでいます。当初の計画は大幅に下方修正され、計画倒れに終わりそうなのです。

納車まで1年以上では買う気もうせる

もはやびっくり仰天の納車時期なのです。

トヨタが販売する人気SUVは納車までほとんどの場合、1年以上かかるというのです。

納車まで1年以上待てる気の長い人は少ないのではないでしょうか。

そうなると選択肢は3つ。買うのを止めるか、中古車にするか、他のメーカーのクルマにするかです。

しかし、中古車の価格はこんな状況ですから高騰しており、割安感がありません。中古車の高騰は自動車生産が正常化されるまでは続くと見られており、今後2年程度は高止まりする可能性が高そうです。

驚くのは中古車の価格が新車の価格を上回るケースもあるということ。

トヨタのランドクルーザーなどは人気が高く、そのようなケースが多いようです。

試しに中古車サイトを見てみると5年落ちでも700万円程度の中古車がずらり。

一方、トヨタのサイトを見れば新車でも同程度です。新車と5年落ちの中古車の価格が同程度とは・・・。とうも腑に落ちません。

株価は正直

トヨタは2022年度、970万台のクルマを生産する計画でしたが、2022年11月にこの計画を920万台に下方修正しました。

しかし、920万台ですら怪しいという見方も出ており、今後さらに下方修正される可能性もあります。そんな状態ですから利益も下がるのは必然。

営業利益も当初予想の20%減に下方修正されています。さて、これらは株価にどんな影響を与えているのでしょうか。

20230115_7203.jpg

2022年初頭をピークに下降トレンドに入っています。株価は将来を先取りするということが如実に示されているといえそうです。

この1年の動きを日経平均と比べても、トヨタの株価は日経平均を大きく上回る下落となっています。

20230115_72032.jpg

トヨタの今後が危ぶまれているといえるのではないでしょうか。

電動化戦争迎え撃つトヨタ 世界気候変動とクルマ電動化の未来 [ 奥田富佐二 ]

価格:1,210円
(2023/1/15 17:47時点)



2023年度の楽観予想も怪しげ

さて、2023年度はどうなるのでしょう。

市場では2022年度の不振の反動から2023年度は明るい展望が期待されているようです。

販売台数は950万台程度、営業利益では国内企業初の3兆円以上になるという見立てもあります。

しかし、この予想の前提が覆ってきました。外国為替相場です。

上記の予想は1ドル140円程度であることが前提となっています。しかし今、急速に円高への巻き戻しが起きており、130円を割る水準となってきました。

1ドル130円を前提条件とするとそれだけでトヨタの営業利益が5000億円近く吹っ飛びます。

現状の金融市場を見渡せば、2023年度は円高が続く可能性が高いと思われ、トヨタは引き続き伸び悩む展開が予想されます。

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村



トヨタの非常識な仕事のルール 効率化、生産性アップから問題解決、人材育成まで (知的生きかた文庫) [ 原 マサヒコ ]

価格:781円
(2023/1/15 17:46時点)


関連記事

コメント

非公開コメント