2023年のキーワードは「円高」「株安」「債券安」。円高はどこまで進む?

ドル

2023年の相場を占ううえで、ある程度コンセンサスが取れていると思われるキーワードは「円高」「株安」「債券安(金利高)」そして「景気後退」といったところでしょうか。

金融市場の予想は難しい。得てして教科書どおりの展開とならないのが世の常であり、事実は小説よりも奇なりといったところなのです。

しかし、2023年の金融市場はオーソドックスな動きになりそうな気がするのです。

下手に人の裏をかこうなどと思うとかえって足をすくわれそうです。そんな気がしてならないのです。

ところで、今回は最近乱高下している外国為替レートについて考えてみたいと思います。






2023年の金融市場メインシナリオ


2023年の金融、経済市場のメインシナリオは以下のような感じではないでしょうか。

・日本が金融引締めに走る一方で、欧米は利上げ圧力が弱くなり、金利差が縮小することで円高が進む。

・世界経済は今年の夏以降、景気後退に陥る可能性が高く、株式市場は軟調に推移する。


2022年11月にOECDが発表した世界経済見通しによれば、2023年の欧米の経済成長率は0.5%程度とかなり悲観的なものになっています。

当然、株価上昇は期待できないといえます。

また、これまで世界経済を牽引した中国経済も曲がり角を迎えており、かつての成長は期待できません。世界経済の機関車がいなくなっているのが現在の国際経済の姿です。

今までの円安は明らかに行き過ぎ


一時期は150円を超える円安にまで振れた円ドル相場ですが、現状(2023年1月中旬)では130円を割る円高水準に戻ってきました。

そもそも1ドル150円は明らかに行き過ぎた円安であり、長続きするはずがないことは概ね予想できたことです。

その根拠と考えるのは購買力平価から見た為替レートの動向です。

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過去の経験則から以下の結論を導き出すことができます。

・消費者物価指数まで円安となることはまずない。
・輸出物価指数まで円高となることはまずない。
・企業物価指数を仲値と考えることができそう。


しかし、2022年以降の円安は過去の経験則を大きく外れたものでした。それは行き過ぎといえるものです。

思ったとおり、円高への揺り戻しが起きました。

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2023年、円高はどこまで進む?


今年(2023年)春には日銀総裁が変わります。

現段階ではまだよくわかりませんが、金融引締路線を是とする総裁が選ばれたら日本は奈落の底に落ちます。

そしてその可能性は十分にあるのではないでしょうか。

そうなれば円高、株安となるのは目に見えています。さて、円ドルレートはどの程度まで円高に進む可能性があるのでしょうか。

消費者物価指数から導かれる為替レートは1ドル110円程度です。過去の常識から当てはめれば、1ドル110円程度の円高は十分に考えられるし、想定しておかねばならないというのが個人的見解です。

そうなれば輸出企業を中心に業績はかなり悪化することになるでしょう。株価も下落すると考えるのが自然ではないでしょうか。

最後に


2023年、為替レートは今までの反動が出ると想定しておかねばならないでしょう。

外国株、外国債券への投資には慎重な姿勢が必要ではないかと慎重にならざるを得ません。

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