オフィス型Jリートに朗報!東京に人口が戻り始めました!!

東京

コロナ禍におけるテレワークの進展はオフィスの必要性に疑問を抱かせ、人口は東京に集まらなくなりました。テレワークならばどこでもできる。

たまに出社するだけだから、都心からは離れていても構わないってなわけで、ここ2年ほどは東京から人口が流出、あるいは集まらず東京の人口は横ばいを続けていました。

ところがです。昨年は東京に再び人口が集まり始めたのです。これはJリート投資家にとっては朗報ともいえるものです。






一極集中のリスクと魅力


東京は世界一のメガロポリスであり、災害大国でもある日本にとって、一極集中は好ましいとはいえません。

東京がダメになれば日本の機能はほとんど失われるでしょう。

しかし、人の移動は止められない。地方に魅力がなければ東京へ夢を求めてやってくる。それを責めることは誰もできません。

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そして、コロナ禍前までは東京の人口は右肩上がりで増え続けていました。しかし、コロナでこの流れが止まったわけです。

人口トレンドの変化


ところが再び流れは変わりつつあります。

2022年、東京の人口は再び増え始めました。コロナ前の半分程度とはいえ、ここ2年とは明らかに違います。それを如実に物語るのが会社への出社率です。

コロナ禍当初2020年5月には、テレワーク率が32%にも達したわけですが、2022年7月には16%にまで減少してきました。

オフィスへの回帰が進んでいるわけです。そうなればオフィス需要の下げ止まりも見えてくる。

当然Jリートにとっても追い風が吹いてきたといえます。追い風が言い過ぎであれば逆風が止まったといったところでしょうか。

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東京都心は特別な場所


以下は1982年からの東京圏の人口の流れを示しています。

20230131tokyo.jpg
(出所:社会実情データ図録)

東京都心だけが特異な動きをしているのがわかります。バブル期には都心の不動産価格が上がり過ぎて、庶民には高嶺の花となったこともわかります。

その後、バブル崩壊による不動産の値下がりが都心回帰を促したことも見えてきます。

東京の人口動態に見る悲哀


また、東京の人口動態は景気に左右される悲しい人間の姿も浮かび上がらせます。

東京への人口集中は一貫して続いているわけですが、時折踊り場がくるのです。どんなときかといえば不景気の時期なのです。

不景気で東京ですら仕事が無くなってしまったときに、地方(たぶん故郷)に人が流れるのです。東京で打ちひしがれて故郷に救いを求めるのでしょう。

故郷にいけばもっと職はないのでしょうが、すがる思いで故郷に帰るのだと思います。故郷に帰れば頼る人もいるという期待があるのでしょう。

最後に


新型コロナも今年5月には5類になることが決まってホッとしました。

いよいよアフターコロナの本格的スタートが切れるというものです。この3年はいろいろと考えさせられました。

2024年から日本経済が本格的に立ち上がると期待します。

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