【悲報】若手銀行員さん、着実に会社を去る。夢も希望も無く・・・

失望

理想と現実は違う。幻想から覚めてしまったのか、若手銀行員の離職が止まりません。

今時、銀行に入ろうということ自体、頭がどうかしてるともいえなくはありませんが、給料が高いとか、安定しているとかいったイメージがあるのでしょう。しかし、どう考えても時代遅れのイメージです。

そしていざ入ってみて、現実とのギャップに打ちのめされるのだろうと思います。いったい若手銀行員は何に失望し退職していくのでしょうか。






就職はしたものの・・・


金融機関に就職した新卒社員が3年以内に退職する比率はなんと25%を超えています。

3年以内に4人のうち1人は離脱していくのですから厳しいといわざるを得ません。一昔前はこんなに離職率は高くはありませんでした。

これは金融機関(主に銀行)に限ったことではないのかもしれません。しかし、全産業の離職率の推移をみればほとんど横ばいであり、銀行は相対的に離職率が高くなっているといえます。

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(出所:社会実情データ図録)

第二地銀の凋落


銀行も体力勝負の時代です。それが見事に現われているのは地方銀行と第二地方銀行の従業員数の動向です。

日銀の異次元金融政策によるマイナス金利が導入された2016年2月以降、地方銀行の従業員は5%減少しています。

一方で第二地方銀行は・・・、なんと24%も減少しています。

定年退職による人員減の補充なし、そして若手の退職が重なっているものと推測します。

そもそも人員が減っているのに仕事は減らない、そして給料は上がらないでは嫌になるのも理解できます。第二地銀は地方銀行に比べ、財務的に体力も劣るのでしょう。

ゼネラリストという役立たず


とある企業の人事担当者に聞いた話ですが、銀行員を中途採用したがまったく期待外れで新入社員同様に教育をしなければならなかったといいます。

そして現場から叩き上げられるわけですが、妙なプライドが邪魔してか、結局そこも退職。

二度と銀行からの中途採用はしないと断言されていました。

まあ、たまたまかもしれませんが、ゼネラリスト志向の銀行員は専門性に乏しく、銀行業界でしか通用しないスキルしか持たないのだろうと思われます。

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銀行も対応はしているが


銀行業界に危機感がないわけではありません。

なんとか魅力的な労働環境にしようという取り組みをしている銀行がほとんどです。

具体的には若手社員の積極的登用を目指している銀行が多いという印象。目の前にニンジンぶら下げて頑張ってもらおうという戦略なのです。

この戦略を取ると今度は何が起きるかといえば、中高年社員の離職です。

給与が高くて働きが鈍い中高年者にはさっさと去ってもらいたい銀行にとっては一挙両得の戦略だといえます。うまくいけばですが・・・。

夢、打ち砕かれる


低金利で利ザヤが稼げない銀行は手数料ビジネスの構築に必死です。

そして売りたくもない投資信託や保険などの半ばノルマ営業が強いられているのは容易に想像がつくのであります。

一流バンカーになるつもりが、どぶ板営業に回される。そして顧客本位などと言いつつ、やっていることは自分本位、銀行本位といったところでしょう。

でなければわざわざ顧客本位の業務運営などと叫ばなくてもよいはずです。今後も銀行員の離職率は高止まりが続くと思われます。

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