アメリカは実は中国を戦争に引きずり込みたくて仕方がない

闘わずして勝つ。これこそが最も効率的な勝利であることは言うまでもないでしょう。
そのためには敵対する相手と誰かを戦わせ、両方を疲弊させればよい。
まさに今それがウクライナで実践されているわけです。アメリカはロシアを戦争に引きづり込んだといってよいのではないでしょうか。
ロシアがウクライナに侵攻してもアメリカは経済制裁するだけで直接介入しないというメッセージを発したことはロシアの侵攻にお墨付きを与えたようなものです。
それでいて、ウクライナには武器を供与して戦争を泥沼化させる。それは、ロシアの疲弊と弱体化を目指しているものとみます。
アメリカは引き続き世界唯一の覇権国でい続けたい。そのために邪魔者は排除したい。しかもアメリカ自らは傷つかない方法でです。
アメリカの二枚舌外交
現在、世界の超大国といえばアメリカ、中国でしょう。
アメリカは中国の急激な台頭に危機感を抱いているのはご存じのとおりです。
アメリカは中国を弱体化したい。それには中国とどこかを戦わせればよい。そう考えるのは自然の流れではないでしょうか。
もうだいたい結論は見えているはずです。アメリカは口先では台湾を守るなどと言いながら、中国の台湾侵攻を望んでいると推測するのです。
沖縄の米軍、兵力の弱体化進む
その根拠はいくつかあります。
沖縄に配備されていた約50機のF15戦闘機です。老朽化にともない退役するということで沖縄からいなくなってしまいました。
代わりに配備されたのは最新鋭機のF22。しかし、たったの4機です。
F22は世界最強の戦闘機であることは間違いありませんが、4機では・・・。複数の戦闘には対処できません。しかも常駐ではなく、巡回。警官が時折パトロールに来るのと同じであり、不在のときは無法地帯になりえます。
さらに沖縄に駐留している米海兵隊が数千人規模でグアムへ移転することになっています。
東アジアにおけるアメリカの軍事力は言葉とは裏腹に弱体化しているのです。
(参考)
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中国、アメリカの罠にかかるか
明らかにアメリカは中国に東アジアでの戦争を誘発させるようなメッセージを送っているとしか思えません。
そして中国にとって、これは罠です。
中国が台湾侵攻すればアメリカ多量の武器を台湾に供与し、日本をも巻き込んで長期戦に持ち込ませようとするに違いない。
そのほうが中国が疲弊化するからです。
その間、アメリカは傷つかず、軍需産業を中心に産業の発展を図ることができるというわけです。
最後に
中国を思いとどまらせるには、日本の防衛力増強が不可欠です。
もはやアメリカは頼りにならなくなってきました。時代遅れのトマホークでは迎撃されて撃ち落とされるのが関の山。
脆弱な反撃能力と言わざるを得ない。
日本単独でも日本を守れる防衛力の増強を急がないとその前に有事が起きる可能性が高いと考えられます。
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