核保有国の横暴。いったいどうすれば防げるのか?

ミサイル

日本もさることながら、韓国の戦争に対する危機感は相当に高いと思われます。

なにしろ北朝鮮との戦争は終わっていない。今は休戦状態にあるだけなのです。その間に北朝鮮は核兵器を開発してしまいました。

トランプ大統領時代、金正恩は斬首作戦を恐れて、おしっこを漏らすほどの恐怖でトランプ大統領に会いたがり、核兵器を廃棄したかのように装いましたがこれまた嘘八百。

バイデン大統領になれば安心しきってミサイルを打ちまくる狂人に舞い戻りました。

こんな狂人が隣にいるのだから、韓国は気が気でならない。そこで盛り上がりつつあるのが韓国の核兵器保有論なのですが・・・。日本よりはマシですが、その考え方はいささか稚拙といわざるを得ません。






核兵器保有国が世界を牛耳る


核兵器が狂気の兵器であることは、民間人を殺戮する兵器であることを考えれば明々白々です。

いかに戦争といえども国際ルールがあり、民間人を殺害してよいはずがない。しかし、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルは核兵器を保有し、他国を威嚇しています。

もはやイランが核兵器を開発するのも時間の問題。核廃絶などというのはきれい事にすぎず、実現するはずもない。むしろ核兵器は徐々に広がっていくものと考えるのが妥当でしょう。

核兵器は使われない兵器などと言う間抜けがいますが、アメリカが日本に核兵器を使用したことを知らないのでしょうか。

核兵器保有国同士では、相互確証破壊という考え方により、お互いが相互に破滅することが確実なため、全面戦争は起こらないのが普通です。

しかし、核保有国と非保有国とではそうはいかない。ロシアが戦術核兵器の使用をウクライナ戦争で匂わせているのはウクライナが核保有国ではないからです。

核シェアリングという幻想


世界が戦争の恐怖に怯える中、韓国で核兵器の配備論がにわかに高まっています。

さまざまな意見があるのでしょうが、代表的なのはアメリカの核兵器をシェアリングするというものです。

しかし、核シェアリングが本当に抑止力になるのかと問われれば、答えはNoでしょう。核兵器を打ち込まれたときにアメリカのレンタル核兵器を打ち返せば、相手はアメリカにも核兵器を飛ばしてくるに違いない。

そんな目にあってはかなわないので、いざというときはレンタル核兵器は使用できなくなるのが関の山です。

核兵器という悲惨


では韓国、そして日本も自前で核兵器を持てばよいのではないかという話になるのですが、事はそんなに単純ではありません。

そんなことが世界に広がっていけば、いつか向こう見ずなテロリストが本当に核兵器を使用することになるでしょう。

(参考)


軍備と影響力 核兵器と駆け引きの論理 [ トーマス・シェリング ]

価格:4,620円
(2023/2/16 21:01時点)



正しいか正しくないか、それが問題だ


世界の狂気国家が民間人を大量殺戮する核兵器を持っているからといって、自分たちも持ってよいのか?

これは非常に悩ましい問題です。他国が自国民を大量に殺す兵器を持っているから、自分たちも持ってよいのか・・・。

究極の選択としては持つほかないのでしょう。しかし、世界中の国がそうしたら?カオスです。

非核国による協調


この際、核兵器を保有しない国が共同して100発くらい核兵器を開発し、潜水艦に忍ばせて、核兵器を使用した国が出たら、一斉に打ち込む仕組みを作ったらどうかと思います。

打たれた方も世界中の国々に打ち返すことはできないのではないでしょうか。

仮にロシアが核兵器を使ったら、否応なしにロシアに核兵器を打ち込む。それはどこの国が主体となっているというわけでもない。いわばステルス核兵器です。

このような仕組みを、今核兵器を持たない国が共同して作れば、現核兵器保有国の横暴は防止できるのではないかと考えます(実現不可能なレベルではありますが・・・)。

関連記事


世界から嘲笑される日本の恥。国債の60年償還ルール
国防予算は国債で賄うのがもっとも合理的な理由
世界の驚くべき核シェルター普及率。かたや日本はお寒い限り
アメリカはいつもこの手で相手を戦争に導かせる
韓国に再び核武装論が浮上。アメリカの一部識者も是認
先制核攻撃を宣言した中国軍人。そして核の傘がないことがばれる
世界は結局、核兵器保有国によって振り回される
核兵器は貧者にとって最も効率的な武器
無慈悲な戦争にも国際法によるルールがある(でも守られない)

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村



カラー世界の原発と核兵器図鑑 わかりやすい原子力技術の知識 [ ブルーノ・テルトレ ]

価格:2,420円
(2023/2/16 21:02時点)


関連記事

コメント

非公開コメント