日本、一気に世界第5位の経済大国?に転落する可能性

そもそも世界5位で経済大国と呼べるのかが疑問ですらあります。かつて、日本は世界第2位の経済大国でございました。
しかし、その後はじり貧状態に陥り、今や見る影もございません。原因ははっきりしています。しかし、それを正せないのが日本病ともいえる病なのです。
これには一般の国民にも責任の一端があるといわざるを得ません。なぜなら彼らにまんまと騙されているからです。
日本、一気に5位転落の危機
現状、日本の名目GDPはなんとか世界第3位を保っています。

(出所:世界経済のネタ帳)
アメリカと中国が突出しているので、わかりにくい。日本、ドイツ、インドだけで比較してみましょう。

(出所:世界経済のネタ帳)
2020年代にインドに抜かれるのは確実であり、それは想定の範囲内です。
しかし今、ドイツにまで抜かれそうになっています。
ドイツの人口は約8300万人であり、日本の3分の2程度です。そのドイツに肉薄されているのですから、日本経済がいかに弱体化し、また貧困化しているかがわかろうというものです。
ドイツは2倍、日本は1%という狂気
20年前、日本はドイツの2倍のGDPを誇っていたのです。
そして、20年間でドイツの経済は約2倍に膨らんだのですが、日本はなんと1%しか増えていないのです。
たったの1%ですよ、たったの・・・。
他国はどんどん成長しているのですから、日本が相対的に貧困化するのは当たりまえです。
インドには一気に抜かれること間違いなし
そして、インド。インドは今年中に中国を抜いて世界一の人口を抱える国になります。
英語もしゃべれるし、頭脳は明晰。2桁×2桁の掛け算を暗算でできる日本人などいないでしょうが、インド人は19×19まで暗記するそうです。
一党独裁でない民主主義国家でもあり、独裁国家の中国にとって代わっていくことになるでしょう。日本はあっという間に抜かれるはずです。
そしてその差は開くばかりとなるでしょう。
理由は簡単、緊縮財政
さていったいなぜこんなことになったのか?
答えは簡単です。財務省主導の「緊縮財政」が日本の成長をストップさせ、日本人を貧困化したのです。
以下のグラフの横軸は20年間で政府がどの程度支出を伸ばしたかを示しています。
また、縦軸は20年間でGDPがどれだけ伸びたかを示しています。

(出所;三橋貴明氏ブログ「新世紀のビッグブラザー」)
日本はケチケチの緊縮財政を続けたために、デフレから脱却できず、この30年間まったく成長していない。この間の一番の被害者は就職氷河期を味わった学生に違いありません。
財務省はいい。クビになることはないし、他人が失業しようが、自殺しようが、会社が倒産しようがお構いなしです。
薄情もいいところであり、財政均衡至上主義という原理主義のためなら人の命などなんとも思っていないのが財務省です。庶民などは虫けら扱いといったところなのでしょう。
この責任はいったい?
日本没落の一番の責任は財務省にある。これは間違いなく事実であり、今後も増税路線を続けようとするなど、国民の敵、国家の敵であるといわざるを得ません。
財務省は権力を持ちすぎており、分割解体すべきであると考えます。
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