トランプ政権に対する竹中平蔵氏の発言要旨

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竹中平蔵氏は小泉政権で閣僚として活躍し、今なお政府に対し非常に影響力を持つ方です。いろいろと批判されることもありますが、若干の皮肉を含めて、それも有能かつ実力者であることの裏返しだと理解しています。

今回、トランプ政権について議論した朝まで生テレビに竹中氏が出演していましたので、氏の発言を中心に要旨をまとめてみました。

発言要旨

●トランプ政権の方針は、総論なし、各論あり。よって総体的には矛盾するケースがある。

●短期的には強くなるが、長期的には弱くなる政策となっている。

●貿易戦争の影響で、ひょっとするとWTO離脱までいくかもしれない。

●習近平体制の下、中国はAIや5Gといった新技術を活用し、世界の覇権を握ろうとしている。

●アメリカ人は世界の覇権を握るのは法の支配に基づく、自由な民主主義国家であると思っていたが、それが揺らいでおり、自信を失っている。

●関税は結局アメリカ人のためにならない。

●中国は関税を25%かけられても10%ほどの元安となっており、効果はある程度相殺されてしまう。

●トランプ政権の背後にはユダヤ資本のバックボーンがあることを考慮しておく必要がある。

●日本の対米黒字は中国に比べて小さいが、その8割が自動車であり、自動車輸出に25%の関税がかけられる可能性がある。

●その場合、日本はWTOに提訴することが考えられるが、それでアメリカが負ければWTO脱退となるかもしれない。

●アメリカ経済は現状、1.5兆ドルの減税の効果で好調だが、これはいつまでも続かない。

●トランプ大統領の政策はかつてのアメリカが苦しんだ双子の赤字を再び増やす政策である。

(断片情報の羅列となってしまい恐縮です・・・。)

トランプ大統領のやっていることはまさにアメリカ型経営を政治の世界に組み込んだもので、経済的影響を一言でまとめるとすれば短期的には良くても、長期的には悪いということになりそうです。

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