飢えた投資家、新たな材料にはすぐに反応するの巻

株価

低PBR銘柄に対し、東証がプレッシャーをかけていることは既報のとおりです。
東証は企業にプレッシャーをかける前に政府に物言うべき

さすがに投資家はめざとい。東証が低PBR企業に改善を求めた途端、バリュー株に買いが入ってきたのですから。






投資家、さすがに手が早い


新年度に入り、株式市場は案外しっかりとしています。

なかでも堅調なのはバリュー株といわれる低PBR銘柄です。なにしろ、東証は低PBR企業に対し、株価を上げるための具体的な方策を求めたのです。

この動きに即座に反応したのは、低PBR企業というよりも、投資家のほうでした。

成長株(グロース株)の上昇よりも相対的に高い上昇率で株価が上昇しました。

バリュー株好調の流れは続きそう


この動きは一過性ではない可能性もある。

なにしろ、PBRを上げるにはそれなりの時間がかかるでしょう。資本効率を上げれば当然株価も上昇するのが普通です。

そう考えれば、この動きについて行くというのも一考だろうと思われます。


勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまでの物語 (ウィザードブックシリーズ) [ ガイ・スピア ]

価格:2,420円
(2023/4/4 21:34時点)



低PBR,低PER,高配当の3拍子銘柄


低PBRだけでは面白くない。低PBR(0.5倍以下)はもちろんのこと、低PER(10倍以下)そして高配当利回り(5%以上)の銘柄はあるのか探してみました。

すると、銘柄数は少ないものの条件を満たす銘柄がございました。

具体的には以下の銘柄です。

          PBR   PER   配当利回り
KHC(1451)    0.37倍 5.99倍 5.14%
森六(4249)    0.43倍 7.20倍 5.35%
東インキ(4635)  0.24倍 8.56倍 5.95%
ノザワ(5237)   0.47倍 5.05倍 5.10%
中山鋼(5408)   0.32倍 5.84倍 5.55% ★
モリ工業(5464)  0.43倍 4.61倍 5.23% ★
油研工(6393)   0.37倍 5.99倍 5.14%
日ピストン(6461) 0.31倍 5.68倍 5.17%
新家工(7305)  0.34倍 3.84倍 5.41% ★
小野建(7414)  0.44倍 4.47倍 5.53%
丸文(7537)   0.42倍 8.22倍 5.02% ★
ムトー精工(7927) 0.25倍 6.98倍 5.38% ★
神鋼商(8075)  0.49倍 4.42倍 5.15% ★
東北銀(8349)   0.24倍 7.24倍 5.06%
フィデアHD(8713)0.21倍 6.59倍 5.49%
兵機海運(9362)  0.50倍 4.79倍 5.24% ★


中には有望銘柄も


極端に規模が小さい企業があったり、明らかに斜陽産業であったり、業績が下降しそうであったりする銘柄もあるわけですが、★印をつけた銘柄は増益傾向でもあり、期待できそうな感じです。

バリュー株を狙っている人は参考にしていただければ幸いです。

個人的にも注目していきたいと思います。

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村



ウォール街のモメンタムウォーカー[個別銘柄編] 株式投資の新しい真実 (ウィザードブックシリーズ) [ ウェスリー・R・グレイ ]

価格:4,180円
(2023/4/4 21:36時点)


関連記事

コメント

非公開コメント