東証、30年の時を経て徐々に覚醒す。2024年11月に取引時間延長へ

取引所

来年2024年11月5日から、東京証券取引所が実に70年ぶりに取引時間を延長するといいます。

70年です、70年。人間だったらおじいちゃんになってしまう歳月を経た変更なのです。たった30分ですが・・・。

とはいえ、東証もバブル崩壊後に30年以上、バブル超えができないとは想像だにしていなかったでしょう。

天城越えばりにバブル超えは困難を極めております。近頃、東証はPBR1倍割れ企業に圧力をかけているという報道がなされたばかり。

そして、取引時間の延長と二の矢を射ってきたのであります。






東証、思い切る!?


東証が設立されたのは戦後4年弱経った1949年のことでした。

その後、取引時間はごくたまーに変更となったこともあります。

以下は取引時間の変遷です。

1950年 9月11日 9時~11時・13時~14時
1954年 3月 3日 9時~11時・13時~15時
1991年 4月30日 9時~11時・12時30分~15時
2011年11月21日 9時~11時30分・12時30分~15時

1954年に後場が15時なった後、2度にわたり昼休みが2時間から1時間になるという大改革?を行ったきたわけです。

それが今回、後ろに30分も延びるというのですから、もはや革命?のレベルなのでありんす。

長いと何かいいことあるのかは定かではないので、別にどうでもいいんですが・・・。証券会社や投信の運用会社、上場企業にとってはそれなりの影響があるようです。

世界各国の状況


世界的に見てどうなんでしょう。

ちなみに現在の日本は5時間半です。

主要国の株式市場における取引時間を比べてみることにします。

・アメリカ    6時間半
・イギリス    8時間半
・ドイツ     8時間半
・フランス    8時間半
・スイス     8時間半
・オーストラリア 6時間
・韓国      6時間半
・中国      4時間半
・シンガポール  7時間
・香港      5時間半
・インド     6時間半

といったところです。日本が30分伸ばしたところで、世界的にはまだ短いほうに入ります。

5万円からでも始められる! 黒字転換2倍株で勝つ投資術 [ 馬渕 磨理子 ]

価格:1,650円
(2023/4/26 22:04時点)



なぜ取引時間延長?


ところでなぜ今、取引時間の延長が発表されたのでしょうか?

取引時間の延長が検討されたきっかけは2020年10月1日に起きた東証のシステム障害です。この日の障害は本当に深刻であり、東証の取引は全銘柄、終日にわたりできなくなってしまいました。

お金が必要で、株を売りたかった人はどうしたのでしょうか。

今、日経平均の時系列で2020年10月1日のデータを見ると、始値、高値、安値、終値ともに23185円となっています。

そしてこれは前日、9月30日の終値なのです。

その後、2020年11月30日、金融庁は東証に対して業務改善命令を出したのでした。

取引時間を長くすれば、システム障害が当日に修復できる可能性が高くなります。今回の取引時間はシステム障害時の復旧を意識したものといえそうです。

働き方改革が東証の足を引っ張る


東証はもっと取引時間を延長したかったようですが、事は簡単には進みません。

東証の足を引っ張ったのは投資信託の運用会社です。

運用会社はこれまでの慣習として、その日の夕方までに投資信託の基準価額を決定させるための事務作業を行わなければなりません。

取引終了時間が遅くなればなるほど、作業に取り掛かる時間が遅れます。必然として、帰る時間も遅くなり、働き方改革に逆行しているということなのでしょう。

立場によって悲喜こもごも


一方で喜ぶ人もいるはずです。ネット証券などは典型的でしょう。閉店時間を伸ばしたパチンコ屋のようなもので、その分営業収益の伸びが期待できます。

また運用会社同様、喜べない人もいるでしょう。

2、3日から数週間で売買を何度も売買を繰り返して、利益を得ようとするスイングトレーダーです。

短期間のうちに勝負がつきますから、必死で株価の値動きを追わなければなりません。時間が長くなればなるほど、注意を払う時間が長くなり、精神的な疲労が多くなると予想されます。

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村



株で資産3.6億円を築いたサラリーマン投資家が教える 決算書「3分速読」からの“10倍株”の探し方 [ はっしゃん ]

価格:1,870円
(2023/4/26 22:02時点)


関連記事

コメント

非公開コメント