まったく当てにならないNHKの世論調査。時代錯誤の調査方法

5月3日は憲法記念日ということで、NHKが憲法に関する世論調査の結果を放送していたのでした。
しかし、その結果になにか違和感を感じたのです。どうにも日本の現状にそぐわないような結果に思えてなりませんでした。
それもそのはず、そもそも調査方法が結果を大きく左右してしまうような、ふざけたやり方だったのですから。
こんな調査結果をよく放送できるもんだとある種感心したのです(皮肉)。
矛盾と違和感に満ちた調査結果
NHKの調査によると、憲法改正の必要があるか?との問いに対し、「必要ある」が35%、「必要ない」が19%、「どちらともいえない」が42%となっています。
「どちらともいえない」が42%とは一体どうなっているのでしょうか?あまりに他人事のようで、無責任としか思えません。
憲法9条にスポットを当てた調査では、憲法9条の改正の必要があるか?との問いに対し、「必要ある」が32%、「必要ない」が30%、「どちらともいえない」が34%となっています。
多くの人にとって、憲法改正≒9条改正だと思うのですが、必要ないが19%から30%に跳ね上がる意味がよくわかりません。
意見を変えた人はどこを変えるべきだというのでしょうか?意味がわかりません。
無責任平和主義者喜ぶ
この調査結果に嬉々としていたのは、例えば無責任平和主義者とみられる東大教授などでした。
昨今の世界情勢から憲法9条改正賛成派が激増するかと懸念していたとか、平和は祈っていれば保たれるかのごとき発言をしていたのには開いた口が塞がらない・・・。
いったいどんな調査をすればこんな結果になるのかと思いきや、調査方法を見て驚愕したのです。
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調査方法が大きく結果を左右する
調査の対象となったのは18歳以上の3,275人となっています。うち、回答したのは1,544人です。
その調査方法はなんと電話。
無作為に作った固定電話と携帯電話に電話をかけるという手法です。
今時の若者はわけのわからない電話番号から電話がかかっても出ない人が多いだろうし、昼間は忙しくて固定電話など出ていられるはずがありません。
必然、回答者は高齢者が多くなるものと推測します。
高齢者はマスメディアの言いなりになる人が多く、世代間で大きく意見は異なっていることはまず間違いありません。
(関連記事)高齢になれば賢者になる?いや、金太郎飴人間の出来上がり
世論調査で世論を誘導しているのでは?
NHKは調査結果の前提として、回答した人の年代を公表すべきでしょう。
さもなくば、実態とかけ離れた世論調査による同調圧力で、多くの日本人の意見が左右されるに違いありません。
とりわけ日和見主義の政治家などは典型的だといえます。
反日的な報道が多い日本のメディアの世論調査は、結果を誘導するために調査手法を考えているのではないか?と下衆の勘ぐりを入れたくなります。
しかもたった1500人程度の調査結果を大々的に放送するなど、学級新聞なみの稚拙さであり、高額な受信料を払っている身としては憤懣やるかたない。
もっとまじめにやれと言いたくなるのでした。
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