「分配金健全度」という耳慣れない投資指標。いったい何を表す?

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どこかの投資情報サイトを眺めていたら、見慣れない言葉が目についたのです。

分配金健全度!?

いろいろと問題が多い毎月分配型のファンドを意識して作られた指標であることは、なんとなく察しがつきますが、どんな指標なのか?どんな計算をしているのか?気になったので調べてみました。






分配金健全度とは・・・


分配金健全度は、投資家が手にした分配金のうち、普通分配金が占める割合を示したものです。数式で表せば、「普通分配金÷分配金総額」となります。

分配金がすべて運用益から支払われていれば、分配金健全度は100%になります。逆に運用益がないにもかかわらず、タコ足配当で分配をしていれば、分配金健全度は0%となります。

当然、数値が高いほど健全度が高く、低い場合はその逆となります。

評価する期間が問題となるわけですが、評価期間は1年、3年、5年、10年で計算され、評価されています。

ポンジ・スキームもどきの投資信託


知らなかったのですが、この分配金健全度、どうやら5年以上も前から存在していたようです。気が付きませんでした(不覚)。

無謀な高い分配金で投資資金を呼び込んで、いかにも儲かっているかのように思わせる。

そんな毎月分配型の投資信託に対する疑念が深まったことが背景にあったものと推測します。

毎月分配型ファンドの問題点については、以下に詳しく書きましたので、参考にしていただければ幸いです。

(関連記事)ポンジ・スキームを連想させる毎月分配型投資信託

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アメリカのリートに黄信号


試しに、高い分配金で人気があったアメリカのリートに投資するファンドを調べてみました。

ちなみにこのファンド、当初基準価額が10000円が、2023年5月現在でわずか1800円ほどになっています。

分配金健全度は1年は0%、3年で83%、5年が68%、10年で39%となっています。

批判に応えて分配を抑えたものの、最近は再び悪化しています。これはアメリカの不動産市場、とりわけ商業不動産の不調によるものと考えられます。

これはアメリカの金融システムが再びおかしくなっていることと無関係ではなさそう。

この問題はまだ始まったばかりであり、今後、さらに混迷を深めていきそうな気配なので、注意が必要でしょう。

(関連記事)世界恐慌の足音が・・・。問題は少しずつ表面化しつつある

疑似バフェット指標(2023年4月末)


2023年4月も終わり。日経平均の居所を確認しておきます。
(疑似バフェット指標についてはこちらをご覧ください。)

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現状の日経平均は「割高」とみます。今までは「やや割高」と考えていましたが、どうにも世界経済はきな臭い。

その割に株価は堅調なわけですが、どこかで転帰が訪れるような気がします。

このまま日経平均が3万円台に再び乗せるようなことがあれば絶好の売り場(逃げ場)になりそうな予感がするのです・・・。

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