FRB、インフレ退治か、金融危機回避か、景気悪化防止か、でお悩み

ルーレット

FRBがトリレンマに陥っているといいます。

トリレンマとはジレンマと似た言葉ですが、ジレンマが2つの選択肢について両方を選択すると片方が成り立たなくなる状況を表しているのに対し、トリレンマは3つの選択肢について、2つを選択すると1つが成り立たなくなってしまう状況を指します。

あるいは、1つを選択すると2つが成り立たなくなってしまう状況もありえます。

FRBが抱えるトリレンマは「物価の安定」「金融システムの安定」「景気のソフトランディング」です。

どれも大事ですが、何かを取ればどれか1つは必ず犠牲となります。そして、FRBの態度からはどうも優先順位があるような気配が見てとれるのです。






FRB、利上げを強行


2023年、アメリカでは3つの銀行が破綻しました。

不気味な警告が相次いでいます。一連の破綻は銀行危機の終わりではなく、始まりに過ぎないといった声です。

FRBは火消しに必死であり、預金の全額保護という措置で急場をしのいだといった印象です。

これらの銀行破綻の背景には、急速な利上げがあるわけですが、ファースト・リパブリック・バンク破綻のすぐあとにFRBは0.25%の利上げを決定しました。

インフレ退治が第一目標


「金融システムの安定」「景気のソフトランディング」を目指すならば、利上げは見送りという手もあったと思いますが、利上げを強行したということは、どうやらFRBは「物価の安定」を一番優先している可能性が高そうです。

金融市場では、秋からの利下げを期待する向きもありますが、FRBは早期利下げの可能性を否定しています。

日銀 利上げの衝撃 [ 加谷 珪一 ]

価格:1,579円
(2023/5/9 23:35時点)



第二目標は何か?捨てられるものは?


「物価の安定」の次に優先されるものは何なのか?それを推理することで今後何が起こるか予測することが可能になります。

「金融システムの安定」と「景気のソフトランディング」・・・。

勝手な想像ですが、FRBは「金融システムの安定」を取ると見ます。

金融システムが崩壊したら、第二のリーマンショックが起きます。世界恐慌すら起きかねません。世界恐慌の後に何が待っているかと想像すると、歴史を振り返れば大戦争。

台湾有事が現実のものになる可能性は十分にあると思われます。

チキンレースの始まりか


そうならないためにも金融システムの崩壊は阻止せねばならないでしょう。すると捨てられるのは「景気のソフトランディング」となる可能性が高いように思えます。

2024年にかけて、アメリカ景気は一気に冷え込むかもしれないという懸念が湧き上ります。

そしてアメリカが風邪を引けば、日本は肺炎になるというのがお決まりのパターンです。

それにしても株価はアメリカも日本も案外としっかりしています。

しかし、いつまでもつかは怪しいところ・・・。株式はお気に入り銘柄だけを残し、少しずつ売却して現金比率を高めておきたいと考える今日この頃なのです。

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村



高橋洋一のファクトチェック 2023年版 [ 高橋 洋一 ]

価格:1,100円
(2023/5/9 23:33時点)


関連記事

コメント

非公開コメント