日銀、短期決戦から長期持久戦へ

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7月31日の日銀の金融政策決定会合ではこれまでの政策に若干の変更が見られました。

私が思うには、日銀は短期決戦での物価上昇はあきらめ、長期の持久戦に持ち込んで、物価の上昇を我慢強く待つという姿勢に転換したと思います。

あまりにも大胆な金融緩和は金融機関の収益を悪化させつつあり、場合によっては信用不安を呼び起こす可能性もあります。

そこで、副作用を抑えつつ、持続可能な金融緩和政策に改めたというところでしょう。

具体的には長期金利で0.2%程度までは容認するとのことです。

しかし、10年物で0.2%ですからね。バブル期には7%とか平気であったことを考えると実質ゼロに変わりはないと庶民としては感じます。

とにかく、黒田日銀総裁は時間稼ぎをしてくれるのですから、その間に何としても第3の矢である成長戦略を実のあるものにしてもらいたいものです。

金融政策に頼りすぎては長期的には日本の国力は下がってしまうに違いありません。




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