割安株が高い。そして、いつかは成長株へ資金は巡る。・・・だろうか

株が高い。急上昇しているのは売り方が焦って買戻しをかけているからだと思われます。今後も上昇基調が続くかは売り方の買戻しが一巡した後も、積極的な買いが入るかにかかっているでしょう。
上げの原動力は割安株です。
コロナ騒動後の超金融緩和で、割安高配当株が好調だったわけですが、この流れは依然として続いていると考えてよさそう。対して成長株の動きが鈍いわけですが、おこぼれ頂戴的に少々薄明りが見えてきたようで、今後の動きに期待です。
バリュー株投資絶好調!
以下はコロナ騒動が始まった2000年以降のTOPIXバリュー指数の推移です

コロナ騒動勃発時こそ暴落していますが、その後、急反転。そして右肩上がりの上昇が続いており、最近はその上昇が加速していることがわかります。
成長株投資絶不調・・・
一方、以下は2020年以降のマザーズ指数の推移です。

バリュー株との違いは急反発した後、再び下落基調となり、安値安定となってしまっている点です。
マザーズ指数消滅へ
ところで、東証再編にともなってマザーズ市場は無くなってしまったわけですが、マザーズ指数の算出は続いていますが、いったいどうなっているのだろうか。
指数ってのは過去との比較に意味があるわけで、いきなり他の指数を使えっていっても、馴染まないんですね。
日経平均がいくらか知っている人は多いでしょうが、JPX400がいくらかなんて誰も知らないでしょう。TOPIXでさえごくわずかだと思います。
そんなわけでマザーズ指数は継続してもらいたいのですが今後どうなるのか調べてみた結果は以下のとおりでした。
・東京証券取引所は市場再編に合わせ、マザーズ指数の算出を取りやめると予定だったが、継続の要望が多かったため、継続することとなった。
・しかし、マザーズ指数は2023年10月に役割を終え、グロース指数に移行される見通しである。
・しかし、マザーズ指数は2023年10月に役割を終え、グロース指数に移行される見通しである。
マザーズ指数の命もあと半年を切ったようです。過去との連続性を考えるには他の指数を使うほか無さそう・・・。
当方、継続的にNM倍率を見ていただけに残念です。
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NM倍率動向
2023年4月末までのNM倍率を見てみましょう。

天井を打ったかに思われたNM倍率が再び上昇に転じています。
バリュー株には政策的な追い風が吹いているからして、この流れは当面変わりそうもないように思います。
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海外では変調も
ところで、海外では一足先にバリュー株からグロース株への動きが広がっているようです。
バリュー株よりもグロース株が優位と考える投資家が2022年8月以来の逆転!この流れが今後、日本にも少しずつ波及するものと思われます。
今は、暴落リスクに備えつつ、バリュー株、グロース株にも投資しておくというバランス感覚が求められているのではないでしょうか。
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