不動産投資信託(その生い立ちと仕組み)

毎月分配型の投資信託の人気が下降して解約も増え、Jリートも一時期かなり安くなりました。しかし、解約もひと段落し、ここ最近は底堅い動きとなっているようです。(2018年3月現在)
個人的にJリートの利回りは魅力的だと思いますし、若干投資もしていますが、詳しい仕組みを知っているわけでもないので、ここにそれをまとめ、不動産投信への投資の道しるべとしたいと考えました。
不動産投資信託の生い立ちと仕組み
日本において不動産投資信託は、2000年の投信法改正により設立可能となりました。
投資信託には、「契約型」と「会社型」があります。
日本の不動産投資信託
日本における不動産投資信託は、「会社型」が主流です。(不動産投信に投資する投資信託(ファンド・オブ・ファンズ)は除きます。)
会社型不動産投資信託では、資産運用を目的とする投資法人を設立し、投資法人が発行する投資口を投資家に販売します。集めた資金の運用は投資法人から運用を委託された投資信託委託業者が行うこととなります。
資産運用別の区分
また、不動産投信はその資産の運用により、「特化型」と「分散型(総合型・複合型)」に区分されます。
特化型では、特定の用途の不動産をメインに運用することとなります。たとえば、オフィスビルへの特化型、ホテルへの特化型、ショッピングモールへの特化型、居住用不動産への特化型等があります。
一方、分散型では運用対象を特定せず、さまざまな用途の不動産を組み合わせて運用します。
理論的には、特化型よりも分散型のほうがリスクが低いと考えられますので、利回りも低くなるのが通常だと思われます。
(次回に続きます。)

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