転職市場に変化。キャリアアップ転職増加中

転職市場に変調が見られます。
リクルートによれば、2022年の転職者数はコロナ前の2019年に比べて3割も増加したといいます。
そして、特徴的なのは転職して給与がアップする人が増えているということです。
これまでは転職という、あたかもステップアップするかのごときイメージとは裏腹に給与はダウンする人がほとんどだったにもかかわらずです。
現在、労働市場で何が起きているというのでしょうか。
転職者、有利の時代へ
2023年に入り、転職市場はますます売り手市場になっています。
転職者の平均年収は約3%アップしており、平均年収上昇率1.2%を上回ってきました。
転職などというと一見華やかなイメージはあるものの、実際には給与が下がるケースのほうが多く、失敗して後悔する例があとを絶ちません。
隣の芝生が青く見えただけであり、井の中の蛙大海を知らずなのです。
しかし、その状況は変わりつつあるようです。
意外にも終身雇用を望む人は多い
そもそも近年になって転職志向が高まっているかと思えば実際にはそうでもないようです。
以下はちょいと古いですが、主要国の終身雇用志向の割合の推移です。

(出所:社会実情データ図録)
意外なことに日本では終身雇用を望む人のほうが圧倒的に多いといえます。
理想と現実のギャップで早期離職
にもかかわらず、就職してから3年で多くの若者が会社を去っていくのもまた事実です。

(出所:社会実情データ図録)
離職の主な理由は男女で若干の違いはあるものの概ね以下のような感じです。
・長時間労働の常態化
・人間関係の悪化
・健康問題(主にメンタル不調)
・給与が安い
・会社の将来に希望が持てない
・人間関係の悪化
・健康問題(主にメンタル不調)
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現在は売り手市場
しかし今、企業側の都合により積極的な転職者受け入れが起きています。
これには、コロナ禍の終息、労働人口の減少、高スキル労働者の奪い合いなどが主な原因であろうと考えられます。
日本の大学生の理系比率は3割程度であり、ほとんど変化がありません。子どもの数が減っているのですから、理系人材が足りなくなるのは当然です。
そして、情報・通信分野で有望な人材の取り合いが起こっており、給与の上昇につながっているものと考えられます。
最後に
腕に自慢がある技術者は強気の転職活動をすることができます。
手に職があり、上記のような不満を抱えているようであれば、転職も有望な選択肢となってきているといえます。
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