2023年6月、新興成長株の反転攻勢が始まる!大型株から中小型株へ

日経平均株価が33年ぶりに3万2000円台で終わりました。
1990年の水準にようやく戻ることができたのです。その間実に30年以上・・・。
しかし、手放しで喜んでいられるとは思えない。買いの主役は海外の投資家なのですが、その対象は一部の大型株に集中しており、全銘柄が上がっているわけではありません。
特に蚊帳の外に置かれているのが、新興成長株や中小型株を中心として投資している投資家です。
日経平均がグングン上がっていても、持株は横ばいを続けているケースが多く、市場動向を歯ぎしりしながら眺めている人も多いのではないでしょうか。
そんな状態ですが、間もなく新興株も上昇に転じるのではないかという見方があります。
大型株に群がる投資家
2022年末と比べ、日経平均は2割上昇しているにもかかわらず、東証グロース市場指数の上昇率はわずか4%ほどにすぎません。
2023年に入ってからの上げの原動力となっているのは、海外投資家の旺盛な買いです。
しかし、日本株をなんでもかんでも買っているわけではありません。
買われているのは、時価総額が大きく、また既に外国人持株比率が高い銘柄ばかりです。
この動きにコバンザメのように追随しようと、国内の投資家もこぞって買いに走り、上昇が加速しています。
●日経平均

●東証グロース市場指数

新興株反転への期待
株式投資は、よく美人投票に例えられるわけですが、自分が美人だと思っている人に投票するのではなく、皆が美人だと思っている人に投票するのがコツであると言われます。
そんなわけですから、新興成長株が買われず、蚊帳の外になってきたのは、ある種当然といえます。
しかし、ここに来て新興成長株に反転の兆しが見えるといいます。
その根拠となっている理由は主に2つです。
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信用期日が到来して値動きが軽くなる
まずは信用取引の期日に注目した見方です。
株を買うのにお金を借りて、あるいは売るのに株を借りるのが信用取引です。自己資金の約3倍まで投資できるので、相場の読みが当たれば、てこの原理で大きな利益を上げることができます。
そして、信用取引には半年という期日があります。
半年経てば反対売買をする必要があります。
東証グロース市場指数の高値は2022年12月。信用取引は短期勝負となりますから、基本的に順張りです。株価が上昇しているときに買う投資家が多いのです。
そして、半年経つのが2023年6月というわけ。高いところで買った投資家は否応なしに売りを迫られる。
当然株価には下落圧力がかかるわけですが、半年経てばその圧力が小さくなって、株価は上がりやすくなります。
過去の経験則
2つめの理由、これは極めてシンプルです。
株価は永遠に上がり続けることはない。上昇基調にあるといっても、上げ下げを繰り返しながら上がっていくのが普通です。
外資系大手証券会社の調査によれば、過去の株高局面において、海外の投資家が2か月連続で大型株や日経平均先物などを買い越した後は、中小の個別銘柄にスポットが当たることが多かったといいます。
日経平均が上昇基調になったのは4月以降ですから、約2か月が経過しました。これからは、日経平均は伸び悩み、中小成長株にスポットライトが当たる可能性が高いと考えられます。
グロース株投資家にとって、この半年は厳しい局面でした。しかし、局面打開の時期は迫ってきていると期待できそうです。というか、た・の・む!!
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