やる気がある人は20人に1人!いったいどうなってんの?この国

オフィス

全世界に拠点を構え、世論調査やコンサルティングを行っている会社が、アメリカのギャラップ社です。

そのギャラップの調査によると、仕事への熱意、職場への愛着を示す社員の割合が日本はたったの5%しかないというのですから驚いた!!

20人に1人しか、やる気や情熱、会社への忠誠といったものがないというのです。にわかには信じがたい数字です。

これは調査対象となった145か国の中で最も低い・・・。

いったいどうしてこんなことになってしまったのでしょうか。






日本人、やる気なし


日本はたったの5%。しかし、世界平均は23%となっています。

しかも世界的には微増傾向にあるのに、日本はほぼ横ばいの超低空飛行です。

なぜ日本はこんなにも低いのでしょうか。ギャラップ社のCEOによれば、経営陣の管理や管理職への研修が不足しているといいます。

そして、数値を高くするためには、コミュニケーションの質の向上が必要だといいます。

しかし、本当にそうなのでしょうか。そんな抽象的な理由とは思えないし、根性論のような改善策で日本の数字が上がるとはとても思えません。

日本とイタリアの共通点


日本と同じく最下位をひた走る国がイタリアです。

そして、日本とイタリアには驚くべき共通項があります。実質賃金の動きです。

日本もイタリアもここ30年、実質賃金がまったく伸びていません。要するに豊かになれず、他の国からどんどん遅れを取っているわけです。

賃金を上げてくれない会社に愛着がわくはずがないし、がんばっても給料は上がらないのですから、やる気を失うのも当然です、人間だもの。

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(出所:厚生労働省)

そんなわけで、ギャラップ社のCEOの言うことはまったく的外れであるというのが個人的見解です。

また、ここ数年で日本における会社への忠誠心が極度に下がったことが見てとれます。

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(出所:社会実情データ図録)

日本の男は哀れ


国際連合の世界幸福度報告においても日本の幸福度は低い。世界3位の経済大国(落ちぶれる一方だが)にもかかわらず、幸福度は約60位・・・。ちなみにイタリアは約40位となっています。

とにかく、貧困が進んでいることで、会社への忠誠も失われ、幸福度も低くなっていると考えられるのです。

日本が世界的に見て特異なのは、男性の幸福度が著しく低いことです。

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(出所:社会実情データ図録)

女性の幸福度と男性の幸福度の差は世界トップクラスとなっています。

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(出所:社会実情データ図録)

日本では男性は哀れな存在だといえるでしょう。会社で虐げられれ、給与が安いと家庭でも虐げられていることがその原因であろうと推測します。

そんな哀れな男どもを救うためなのか、岸田政権が多くの反対を押しきって成立させたのがLGBT法です。

変態の犯罪をも正当化しかねない悪法ですが、どさくさ紛れに国会を通すこと自体が異様です。

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最後に


ここ30年、日本の賃金が上がらないのは、デフレであるにもかかわらず、デフレを促進させる政策を取り続けたからにほかなりません。

そして今もそれはなんら変わっていない。いやむしろ岸田政権では、今後デフレ化促進政策が再び取られる可能性が高いでしょう。

失われた30年は40年にまで伸びそうな勢いなのです。

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