高配当株が高い、しかし当たり外れが怖い。そんなニーズにぴったりの商品

相変わらず好調なのは高配当株です。日経平均株価も好調ですが、高配当株に限ればさらにパフォーマンスが高い。
しかし、高配当株には落とし穴もあり、当たり外れのリスクがつきまとう。
高い配当利回りは、ただ単に将来の株価下落を暗示しているだけかもしれません。また、減配を先取りしているだけかもしれない。
でも配当利回りの魅力は捨てがたい。多くの高配当銘柄は値動きも堅調なのですから、一挙両得が狙えるというもんです。
そんなニーズをリスク分散しながら満たせる商品があるというのですから、注目せざるを得ないのです。
高配当株に投資するETF
日経平均は急ピッチの上昇で、さすがに息切れの感が出てきました。
そんな中でも、高配当利回り株の値動きは堅調です。
そして、その高利回り株の魅力を上場投資信託(ETF)という形で享受できる投資信託があるというのですから、見過ごせません。
以下は日本の高配当株に分散して投資する代表的なETFです。

日経平均をはるかに上回るパフォーマンス
高配当を謳う以上、配当利回りはせめて4%以上はほしい。
そして、流動性が高いという観点から選ぶと、「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」(1489)あたりが最も無難な線であると思えます。
ここ2年間の値動きを日経平均と比べてみると以下のようになりました。

明らかに高配当株ETFのほうがパフォーマンスが高くなっていることがわかります。
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個別株か、それともETFか
ETFがいいのか、個別株かいいものか?
これは他人の相場観に頼るか、自分の相場観を信じるかの葛藤そのものです。
以前(2023年4月)、有望な高配当株と考えた銘柄を高配当ETFの値動きと比べて、自分の相場観の確度を検証してみました。
★中山鋼(5408)

結果:ETFの勝ち
★モリ工業(5464)

結果:ETFの勝ち
★新家工(7305)

結果:引き分け
★丸文(7537)

結果:引き分け
★ムトー精工(7927)

結果:個別株の勝ち
★神鋼商(8075)

結果:ETFの勝ち
★兵機海運(9362)

結果:ETFの勝ち
相場観の無さを痛感
なんと、1勝4敗2引き分け・・・。
自らの相場観の無さ、そして才能の無さに愕然とする結果となりました。
そして、高配当株を狙うなら、高配当株ETFにしとけ!と自戒するのであります。
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