日本の上場株式時価総額、束になってもたった3社に負ける

スマホ

東京証券取引所には3000をゆうに超える企業が上場しています。世界有数の株式市場であることに違いはなく、その株式時価総額は約930兆円となっています(2023年7月現在)。

ところで、アップル社が初めて、時価総額で3兆ドルを超えたといいます。日本円にすれば約440兆円!!ということはアップル1社で東証の時価総額の半分近くということになります(驚)。

アップルの躍進を支えているのは何か。そして、日本市場に明るい未来はあるのでしょうか?






ブランド力で利益上乗せ


アップルの好調を支えている原動力は何なのでしょうか。

その原動力はやはりiPhoneです。世界のスマホ市場でiPhoneは約3割を占めているわけですが、利益だけを見れば約8割を占めています。

残り2割の利益を数多のAndroid勢で奪い合っているという、格差社会に似た構図です。Android勢でも突出しているのは韓国のサムスンであり、それ以外はその他大勢といって差し支えありません。

世界でアップルの各種端末を使っている人は20億人を超えるといいます。そして、その端末にはアップルの有料サービスが乗っかっています。

端末経由でアップル社が提供する各種有料サービスに呼び込んでいく。楽天経済圏ならぬ巨大なアップル経済圏が構築されています。

一方で日本メーカーの衰退は著しい。

富士通から分社したFCNTは民事再生法の適用を申請し、京セラも個人向けスマホから撤退する意向を表明しています。

日本メーカー、亡きに等しい


残っているのは、ソニーとシャープのみ。しかも、シャープは台湾の鴻海グループの子会社であり、もはや純粋な日本メーカーとは言いがたい。

さて、ソニーとシャープの世界シェアですが、その数字は桁が違うのではと一瞬疑いたくなるほど悲惨です。

ソニー  0.43%
シャープ 0.02%


日本市場ではそれなりの存在感はありますが、世界的に見ればもはや物珍しい端末というレベルです。

ちなみにアップルとサムスンは以下のとおり。その格差に愕然とします。

アップル 28.3%
サムスン 27.7%


ソニーやシャープはもはやスマホ市場から撤退したほうが良いのでは?と世話を焼きたくなるほどレベルが違います。

東証全銘柄<3銘柄


株式市場に戻りましょう。

アップル1社で東証の半分近く、ということはGAFAMだけで東証を抜いてしまうのではないか?と思い調べてみました。

ところが全部を調べてみるまでもありませんでした。

アルファベット 221兆円
マイクロソフト 367兆円

これにアップルの時価総額を足すと3社だけで、1028兆円!

東証3000社超の時価総額をゆうに超えてしまいました。日本企業は1990年代後半以降のIT革命から取り残されたといえるのではないでしょうか。

アフターChatGPT 生成AIが変えた世界の生き残り方 (PHPビジネス新書) [ 山本 康正 ]

価格:935円
(2023/7/2 13:41時点)



デフレとIT革命の同時進行という悲劇


これは日本がデフレ化したのと同時期であり、無関係ではないでしょう。日本企業はデフレで体力を奪われ、円高で輸出競争力を無くし、需要の減退から満足な研究開発や設備投資ができず、商品の競争力も無くしました。

以下は企業の設備投資の前年比推移です。

20230702setubi.jpg
(出所:ニッポンの数字)

円高、デフレを放置するとともに、消費増税などのデフレ化政策を推進した財務省、日本銀行、政治家の責任は巨大です。

最後に


日本製品、made in Japan はかつて、優秀なブランドでした。

しかし、かつての栄光は失われるばかりで、完成品市場での日本メーカーの存在感は薄くなるばかり・・・。

残る柱は自動車産業だけですが、こちらも舵取りを誤ると衰退する可能性があります。自動車のEV化が進んでおり、ゲームのルールが変わりつつあるからです。

自動車産業までもが衰退したら、日本は世界の下請け、ただの部品屋さんということになるのでしょう。

↓↓応援クリックお願いします↓↓

にほんブログ村

ザ・メタバース 世界を創り変えしもの [ マシュー・ボール ]

価格:2,750円
(2023/7/2 13:44時点)






関連記事

コメント

非公開コメント