世界的に株式投資へは慎重な見方に・・・

世界的に株式投資に対し、慎重な見方が広がっているようです。
大手運用会社では、資産運用に占める株式の比率を下げつつあり、安全資産への資金逃避が始まっています。
これには2つの背景があるようです。
(1)アメリカの金利上昇
アメリカの10年国債の利回りが3%を超え、債券利回りの魅力が増してきています。また、これにともない新興国に向かっていた資金がアメリカに還流し、新興国株、新興国債券、新興国通貨が売られています。
(2)貿易摩擦の影響懸念
米中、米EUの貿易摩擦を発端とした世界的な景気減速への懸念が広がりつつあります。
1980年代以降、10年に1回は金融危機が世界を襲っています。1980年代はブラックマンデー。1990年代はアジア通貨危機、2000年代はサブプライム問題、リーマンショックです。
2010年代はあと1年半程度。大きな波乱なく、2020年代に突入できるのでしょうか。
地震と同じで、金融市場の歪みは、吐き出され改善されないとエネルギーが溜まって、危機発生時の影響が大きくなるように思います。
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