大学は出たけれど・・・。エリートほど日本企業には就職したくない!

ビジネス

一昔前、日本のトップエリートである東大法学部の学生の多くは霞が関に職を求めておりました。

ところが、昨今では霞が関(官僚)は敬遠されつつあり、その多くが外資系企業に就職するのだといいます。

中央省庁は業務が過酷であることがその一因かと思われますが、理由はそればかりではありません。

なんといっても賃金です。公務員の給与は、民間給与に連動しています。そして、日本人の給与はここ30年、ほとんど増えていません。

日本人の平均的給与に甘んじるくらいなら、世界標準の給与をもらえる外資系企業に勤めたほうがいいと考えるのは極めて合理的であるといえます。

最近はアジア諸国の成長が目覚ましく、日本はアジアの中でも没落しつつある。日本企業は日本のトップエリートからも見限られつつあります。






大学は出たけれど・・・


世界主要国の大卒者の初任給はどの程度なのでしょうか。

企業によってばらつきはありますが、平均的な金額は以下のようになっています。

600万円~ アメリカ
500万円~ ドイツ
300万円~ イギリス、フランス
200万円~ 日本

日本は年功序列だから仕方がない?

いや、年功序列色は薄れつつあり、年をとっても給与が伸びづらくなっているのが今の日本です。

1億総没落で貧困化に気付かず


以下は2019年のOECD諸国における平均賃金の比較です。(日本は黄色

20230719oecd.jpg
(出所:OECD)

日本はG7の中で、ビリであるのは当たり前であり、お隣韓国にも抜かれています。

しかし、奇妙な現象があります。貧困化が進む日本においても、中流意識を持つ人が減少していないのです。

(関連記事)中間層は実のところ没落していなかった!?

おしなべて貧しくなっているために、下流意識が芽生えないという、なんとも悲しい結果です。

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出世しても報われない日本企業


これが何を意味するのかといえば、日本企業では出世しても大した給料をもらえないということです。

民間調査会社の調査によると、日本企業の課長級の年収は990万円ほどとなっています。

ところが外資系企業を見れば、1200万円ほどです。

部長級になると、日本企業では1250万円ほどですが、外資系では1820万円となっており、職位が上がれば上がるほど、日系企業と外資系企業の差は開いていきます。

東大卒のようなトップエリートは、出世する可能性が高いのですから、日系企業よりも外資系企業に就職したほうが高い報酬を得られることになるでしょう。

これが、霞が関パッシングの原因だといえます。

上に行けば行くほど虚しくなる!?


経営層になると、日本は近隣アジア諸国にも抜かれていきます。

中国と比べれば3割安、韓国の2割安となっており、もはやフィリピン、インドネシア、タイよりも低水準となっているのが実態です。

多くの人口を抱える中国よりも日本のほうが平均賃金は高いのですが、部長級となると中国企業のほうが、日本企業よりも高い報酬を支払っているのです。

それを如実に語っているのは以下です。

20230719kakusa.jpg
(出所:社会実情データ図録)

日本は大金持ちによる搾取は少ないといえます。これ自体はよいことだと思います。

何が問題かといえば、日本人すべての貧困化が進んでいることでしょう。

最後に


今から30年近く前、中国人が日本に外国人労働者として出稼ぎに来ていた頃、やがてこの立場は逆転し、日本人が中国に出稼ぎに行く日が来るかもしれないと考えました。

その日は本当にやってくるようです。いったんそうなれば、その人口はますます増えていくものと考えられます。

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