松川るい、という国民感情もわからない上から目線のトンデモ議員

自民党女性局のフランスへの海外研修を目的とした視察旅行が波紋を呼んでいるのはご存じのとおりです。
税金で旅行をしているだけではないか、との厳しい指摘が多い一方で、保守系言論人を中心として、何が問題なのかわからないという意見もあります。
小生の立場は前者であり、何が問題であるかわからないといった言論人はあまりに国民感情に無頓着であり、寛容の名を借りた単なる鈍感人であると感じます。
多くの国民は、この視察旅行に怒りとあきれを感じているのはまず間違いありません。
出すべき情報がピント外れもいいところ
この旅行がとりわけひんしゅくを買ったのは、視察旅行であるにもかかわらず、観光旅行のような記念写真ばかりがSNSにアップされたことでしょう。
フランスの国会議員や教育関係者と面談したのであれば、その写真をアップすべきだし、感想なども聞きたいところです。
なぜなら、フランスは先進国の中ではもっとも出生率が高く、それは単に偶然のなせる業ではなくて、多くの政策による結果であろうと考えられるからです。

(出所:社会実情データ図録)
フランスと韓国の違いを比較検討することで、日本の少子化の原因を探ることができると思われますし、対策を考えて実行することもできるでしょう。
その意味において、海外への視察旅行は有意義な面を持っていることは事実なのです。
選挙戦にも悪影響が
しかし、松川るい氏を筆頭に、国民に向けたメッセージはピントが外れすぎていたとともに、税金を使った視察旅行なのになぜ、観光旅行のような記念写真が全面に打ち出されたのか理解不能でした。
この間抜けな対応は、経済評論家の高橋洋一氏が指摘するように、仙台市議選の結果に悪影響を与えた可能性があります。
仙台市議選は2023年7月30日に行われたわけですが、自民党はその議席を見事に減らしました。
視察旅行との因果関係は定かではありませんが、少なからず悪影響を与えたと考えるのが普通でしょう。なぜなら庶民の感情を逆なでする行為が行われたからです。

自民党は落ち目の立憲民主党よりも議席を減らしています。
パリ視察旅行組に恨み骨髄の落選議員もいるのではないでしょうか。それは当然の感情だと思います。
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果たされない説明責任
まだ理解しがたい点があります。
パリ視察旅行には、なぜか子どもが帯同していたのです。
考えても見てください。民間企業の社員が海外視察の出張をする際に、自分の子どもを連れていきますか?まともな人間ならそんなこと考えつきもしないでしょう。
子どもを連れていった議員は、その資金の出どころはどこなのか?万が一、税金が使われているのならば、なぜ連れていったのかを国民に説明する義務があると思います。至極当たり前の義務でしょう。
信じがたい暴挙
国会議員(松川るい氏に限ったことかもしれませんが)のメディアに対する上から目線の横暴を高橋洋一氏が暴露してくれました。
松川るい氏をゲストとしてネット番組の収録が30分3本、計1時間半の収録が行われたといいます。
その中で、松川氏の癇に触る質問があったらしいのです。途端に不機嫌となり、結局、収録した3本全部を公開しないよう指示され、やむなくお蔵入りしたとのことです。
該当部分だけカットすればよいのにすべてを没にしたのです。
こんなことは一般人の感覚からすれば考えられない横暴です。
収録には多くの人が関わっているし、手間も時間もお金もかかっています。それを一刀両断で没にするなど、一体自分は何様のつもりなのでしょうか?
自らが税金で食べさせていただいている政治家であるという謙虚さの微塵も感じさせません。
もともと外務官僚で公僕であった彼女には、歪んだエリート意識だけが醸成されているのではないでしょうか。
他人の痛みがわからない政治家
政治家というのは、庶民の気持ちを汲み取る能力がなければ務まらない極めて人間的、感情的な仕事だといえるでしょう。
SNSにこんな写真をアップしたら、国民はどう思うのか即座に感じ取る能力がなければ政治家の資格などないといえます。
なぜなら、他人の痛みを感じとることができないからです。そんな政治家を持つ国民は哀れとしかいいようがありません。
また、政治家には先を読む高い能力が求められますが、その能力にも欠けていると言わざるを得ません。炎上するという想像すらできなかったのですから。
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