新型コロナワクチン接種で生まれる子どもが減ったというのは本当か?

ネットを回遊していたら、スイスで新型コロナワクチンの接種を開始してから、9か月後に出生率が激減しているという記事を見かけたのです。
確かに当初から一部識者により、mRNA型の新型ワクチンには不妊のリスクがあるという警鐘がなされていました。
そこで日本ではどうなのか?検証してみました。
ワクチン接種が一巡した時期
まず知らねばならないこと、それは日本でワクチンが大量に打たれ出したのはいつであるかという点です。
これを明確に決めるのは難しい。
ある程度主観で判断せざると得ないのです。なぜなら、全員がワクチンを打ったわけでもないし、人によって打った時期が異なるので基準をどこにするのかはっきりしないためです。
以下は100人あたりのワクチン接種回数です。

(出所:NHK)
日本(赤ライン)が100回を超えたのは、2021年の9月あたりでしょうか。
ここを起点とすればその9か月後は2022年6月となります。
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ワクチン前後の比較
出生率はありとあらゆる社会的な要因によって左右されると考えるのが普通でしょう。
また、ワクチン接種のタイミングが人によって大きく異なることから、影響度合いを測るには、ある程度長い期間のデータを比較する必要がありそうです。
そこで、2022年6月を基準とし、2021年6月1日から2022年5月31日までの出生人数と、2022年6月1日から2023年5月31日までの出生人数を比較してみることにします。

(データ出所:厚生労働省)
赤い縦ラインが基準となるわけですが、出生人数は、季節によりかなり差があり、傾向をつかむのは難しい。
ただ、同じ時期で比較すると山は確実に低くなっているように見えます。
近似曲線を挿入したところ、やはり右肩下がりとなりました。
結論
グラフを見る限り、出生人数は着実に減っているようです。
しかし、これがワクチンの影響によるものかどうかはまったくわかりません。
もともと右肩下がりのトレンドであっただけという見方もできるでしょう。また、ほかの要因に基づくものかもしれません。
結論としては、可能性としては否定できないものの明確に影響があったともいえないといった玉虫色の結果といったところです。
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