おひとり様は早死にする可能性が高いから老後の心配など不要!?

かつて自民党の杉田水脈氏は、性的マイノリティーの問題に関し、子どもを産まないから生産性がないと発言したことにはびっくりいたしました。
子どもを産まない人には生産性がないとも受け止められる発言であり、生みたくても生めない人までをも大いに傷つけたのであります。
ところで、日本において生涯子どもをもたない比率(無子率)が急速に上昇しているといいます。
風が吹けば桶屋が儲かる的発想に基づけば、日本人の寿命が短命化することを予想させる事態でもあります。
子どもを取り巻く日本の状況は今、どうなっているのでしょうか。
子どもがいない人、増える
日本には子どもがいない人が増えています。
1970年前後に生まれた女性で子どもがいない人の比率は21.5%となっており、世界でもトップクラスです。

(出所:国立社会保障・人口問題研究所)
年々、その比率は上がっており、好転の兆しは全く見えません。
年を追うごとに子どもがいない人が増えていることが以下からもよくわかります。

(出所:総務省)
意外にも夫婦間の子どもは増加傾向にある
少子高齢化が進んでいることは誰でも知っていますが、意外なことに夫婦が生涯に育てる子どもの数はむしろ増加傾向にあります。

(出所:総務省)
晩婚化の影響で、ピーク年齢は後退していますが、ピークは1980年よりも2005年のほうが高くなっていることがわかります。
このことから、日本の少子化問題は婚姻率の減少問題であることがわかります。
以下は、日本の性別ごとの独身者比率の推移です。

(出所:内閣府)
もはや20歳代で結婚をする人のほうが少数派となっているのです。
これは日本経済が成長しないため、若者にそのしわ寄せが行っており、貧困化が進んでいるからだと思われます。
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孤独は死に直結する
ところで、配偶者の有無と寿命の間には密接な関係があります。
その差は、こうまで違うかと驚くほどです。

(出所:国立社会保障・人口問題研究所)
40歳男性の場合、配偶者がいると平均的に80歳くらいまで生きると予想できますが、未婚だと70歳まで生きられない可能性が高いようです。
女性の場合でも有配偶者だと85歳くらいまでは生きると思われますが、未婚の場合は80歳までは生きられない可能性が高くなります。
これにはいくつかの要因が考えられますが、大きな要因の一つは「孤独」でしょう。
配偶者がいるということは子どもがいる可能性が高い。そして、孫がいる可能性も高くなります。
家族のつながりから、自分が必要とされていると感じる場合が多く、それが生きる意味を与えてくれると想像できます。
誰にも必要とされなければ必然的に「死のスイッチ」が入るというわけです。
未婚がいかに人の寿命を縮めるか。それは古く1979年のアメリカにおける研究でも明らかとなっています。それは男性において、とりわけ顕著です。

(出所:社会実情データ図録)
最後に
日本では婚姻率が下がっており、会社を辞めれば「孤独」が横たわっているだけという人が多いと思われます。
孤独≒死であることから、日本人の平均寿命は今後さらに短くなっていくものと予想できます。
結論、タバコを吸う独身のデブは早死にする!よって、老後の心配は無用!!
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