上司がいない!天国なのか地獄なのか?ホラクラシーという実験

オフィス

GMOインターネットのグループ企業であるGMOグローバルサイン・ホールディングスは、国内約500人の社員が対象に、「ホラクラシー」と呼ばれる組織形態を導入しました。

このホラクラシーたるもの、上司や部下といった階層や役職がない組織なのです。

ではいったいどのような行動原理で業務をこなしていくのでしょうか。

いったいどんな組織形態で、どんなメリットやデメリットがあるか気になります。






ホラクラシーっていったい何?


そもそもホラクラシーとはいったい何なのでしょうか?

ホラクラシーとは、2007年にアメリカのソフトウェア企業が提唱した組織経営の考え方で、企業内に役職や階級、上司や部下などの上下関係が一切存在しない組織の形態を意味します。

ホラクラシーの最大の特徴は、役職者や上司が存在しないことにより、企業内や組織内で意思決定権が分散されるということです。

組織を構成する社員一人ひとりには役職は与えられず、それぞれの部署内やチームに役割や意思決定権が与えられることになります。

ホラクラシーのメリット


ではホラクラシーを導入することで得られるメリットはなんでしょうか。

メリットは大きく2つに分けることができます。

1つめは意思決定が早くなることです。

意思決定に関し、役職者や上司へいちいち確認や報告をする手間がなくなるため、スピード感のある意思決定ができるようになります。

2つめは社員の主体性が向上することです。

組織に役職者や上司がいないのですから、指示を待っているわけにはいきません。

あらかじめ定められた社内ルールに従い、社員が自ら意思決定し、業務を進めていきます。その結果として、社員一人ひとりの主体性が向上し、思考能力も自然と身に付いていくというわけです。

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ホラクラシーのデメリット


もちろんデメリットもあります。

1つには、組織が暴走するリスクです。ホラクラシーでは、意思決定をする際の確認、承認プロセスがないため、スピード感を持って業務が進められる反面、そのリスクについてしっかり議論がなされないまま意思決定される危険があります。

コンプライアンスリスクなどは代表的でしょう。

また、社員の管理を行う人間が存在しないため、チームワークの維持が難しいというデメリットもあります。

うまく機能しないと、皆が好き勝手にバラバラに動いてしまうような事態が想定されます。

ホラクラシーで業績はどう変わるか?


GMOグローバルサイン・ホールディングスは、顧客対応などのため、対外的には役職名は残しますが、社内では部長などの役職はすべて廃止したといいます。

給与については、上場企業の同等クラスの給与水準も参考にしながら、社員が自分の経験やスキルなどを基に給与のベースを自ら決め、社員同士によるフィードバックによって修正していく仕組みということです。

GMOグローバルサイン・ホールディングスもまた上場企業(3788)であり、ホラクラシ―の導入が今後の業績にどのような影響を与えるのか、注目されます。

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