参議院議員は肩身が狭い・・・。衆議院議員へ転職したい参院議員増加中

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中学校か何かで習った社会の授業によれば、参議院には解散がなく、任期も長かったと記憶しています。

確認してみたところ、参議院議員の任期は6年であるのに、衆議院議員の任期は4年です。しかも、実際のところ衆議院が任期満了を迎えた例は1件しかなく、4年を待たずして解散ということがほとんどです。

選挙は頻繁にあり、常に落選のリスクと隣合わせ・・・、それが衆議院議員の置かれた悲しい一面でもあります。ところが、ここ最近、参院議員から衆院議員へ乗り換えたいという国会議員が増えているといいます。

その背景はいったい何なのでしょうか。





報酬に差があるのか?

ご存じのとおり、衆議院は参議院に優越しているわけですから、国会議員の報酬は衆院議員のほうが高いと思ったのですが、実際には同じです(月額129万4000円)。

参院議員ならば、6年は安定して仕事に打ち込めるし、報酬も同じであればそのほうが良いと考える志の低い?国会議員ばかりかと思えばそうでもないようなので感心しました。

しかし、なぜという疑問は拭えないのであります。

衆院議員と参院議員ではなにか権限に大きな差でもあるのでしょうか。

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参院議員、冷や飯を食う

同じ国会議員とはいえ、衆院議員と参院議員ではその処遇に大きな差があるのが実態のようです。

例えば閣僚人事。

自民党の慣習として、参院議員が閣僚になるのは原則1回というのが不文律のように存在しているようです。

また自民党内の党三役という重要ポスト(幹事長、政調会長、総務会長)にも就けないというのが実態です。

憲法上では、参院議員が首相になることも可能ではありますが、参院議員の首相が衆議院を解散する権利を持つのはいかにも不自然であり、解散権を持つ首相に参院議員がなるべきではないとの意見が大勢を占めます。

これは国民感覚から言っても理解できるものでしょう。

国会議員も玉石混交

要するに、参院議員は身分が安定しているとはいえ、政治権力という意味では冷遇されており、やりがいを失ってしまう議員が多くなっているということ。

これはある種すばらしいことです。

厳しい立場に追い込まれても、自らの理想を追求しようというのですから。

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